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「犬は3歳を過ぎたら落ち着く」は本当?その由来や実情、実体験エピソードをご紹介!

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「犬は3歳を過ぎたら落ち着く」。

皆さんも一度はこのフレーズを耳にした経験があるのではないでしょうか?この言葉を聞くとなんとなく、「大変なのは3歳までか」なんて、誤解しそうですよね。

けれどこのフレーズは、決してそのまま鵜吞みにはしないでください。

今回は、なぜ「犬は3歳を過ぎたら落ち着く」と言われるようになったのか、その由来や実情、筆者の実体験に基づくエピソードをご紹介します。

そもそも犬って「3歳を過ぎたら落ち着く」の?

世間一般ではよく、「犬は3歳を過ぎたら落ち着く」と言われることがあります。

初めて犬を迎えた方はもちろん、犬の飼養経験が長い飼い主さんであっても新たに迎えた愛犬の年齢が3歳未満だと、散歩でのあいさつの際に「3歳過ぎるまでは大変ね」と、3歳が一種のターニングポイントのように語られることは多いことでしょう。

しかし、そもそも犬は3歳を過ぎたら本当に落ち着くのでしょうか?

結論から申し上げれば、「犬は3歳になっても自然には落ち着かない」と思います。

私たち人の場合を考えてみてもそうですが、人(子供)が落ち着く年齢が、みんな同じということは、まずないですよね。

そこには成長過程におけるその子自身の性格や家庭環境、家族や周りの人たちとの関係性などが複雑に絡み合って、結果『落ち着きがある』、『落ち着きがない』などの客観的な判断がされます。

ただ、そうした客観的な判断は犬でも同じことが言えて、犬もまた、個体別の性格や生活環境、しつけの有無などによって、『落ち着き度合い』が分かれます。

そのため、迎えてすぐはどんなに大人しそうに見えた子であっても、それは実は、ただその環境に慣れていなくて「様子を見ていただけ」ということはよくあります。

それこそ、新しい環境に慣れたらイタズラ大好きなヤンチャっ子なんてことも珍しくないため、「犬が3歳を過ぎたら落ち着く」という言葉は、ほぼ都市伝説に近い通説です。

「3歳過ぎたら落ち着く」と言われるようになった由来って?

では、なぜ「犬は3歳過ぎたら落ち着く」と言われるようになったのでしょうか?

その由来は【犬の年齢=人換算】から端を発しているからだと言えます。

多くの飼い主さんがご存じのように、犬の年齢というのは大体人の4~7倍の速さで重ねていると言われています。(※最新研究では諸説あり)

しかし、その年の取り方が該当するのは、あくまでも小~中型犬では1歳半以降、大型犬では2歳~2歳半以降です。その前だと小~中型犬では1歳で人年齢換算15~18歳、大型犬では2歳で人年齢換算19歳前後など、一気に年齢を重ねるイメージが強いことでしょう。

けれどその年の取り方が、「犬は3歳を過ぎたら落ち着く」という言葉の裏付けとなってしまっている可能性があるのです。

犬は、基本的に精神的な成熟が身体的な成熟よりも遅く訪れる動物です。

そのため、たとえ年齢が小~中型犬で3歳を超えて人換算28歳であっても、大型犬で4歳を超えて33歳であっても、何のしつけもされず自由奔放に育てられた犬の場合、その犬の「3歳過ぎたら落ち着く」説は、文字通り“説”でしかないのが現状でしょう。

「3歳過ぎたら落ち着く」の実情は?

それでは、実情はどうなのでしょうか?

これまで筆者が他の飼い主さんと接して感じた体感の発達段階と照らし合わせて、順番に見ていきましょう。

3~6か月

まだまだ発達段階途上の子犬と接すると、やはり3か月~6か月だと見るもの全てが新鮮だからか、衝動性や興奮度の高まりが強い子が多いです。

この時期は性成熟の観点から見ても飼い主さんの指示に従いづらい面も強く、また怖いもの知らずな面も窺える子が多いため、子犬らしい子犬の接し方が多かったです。

この時期は一貫したルールを設けた上でのしつけ、叱るよりも褒めるしつけによって、後の落ち着きに変化が生まれる時期です。

7~11か月

小型犬であれば、この時期に性成熟が完了しだす段階となりますが、この段階でも、まだ元気いっぱいの子が多いです。

当然、体力的にも精神的にも若いので、社交性に溢れた子であれば、犬の遊びの誘い方である“プレイバウ”で『遊ぼう!かかってこい!』というような姿を見せる子が多くいます。また、一度そうなるとしばらくの間お互いの匂いを嗅ぎ合ったり、再三の“プレイバウ”ではしゃいだりする姿が目立つ印象です。

ちなみにこの時期は基本的なしつけができていれば、『オテ』、『オスワリ』、『フセ』などで一時的な制御が可能な時期でもあり、大変稀ではありますが、内向的な性格をした子であれば、この時期で少し落ち着くような子もチラホラ居ます。

1歳~3歳

多くの犬が徐々に落ち着きやすくなってくる、いわゆる『犬は3歳過ぎたら落ち着く』説に該当する年齢ですが、実情はあまりそう感じません。

現在筆者が愛犬つむぎとご挨拶させていただいている子の中に、1匹だけ1歳半で、ものすごく落ち着いた性格をしている柴犬の子が居ますが、柴犬はそもそもの性格がクールな面を持ち合わせている子も多いため、個体差が最大限出る年齢だと思われます。ただ、この時期になると日々の生活面でオンとオフの切り替えも良く出てくるようになるため、体力面と精神面のバランスをうまく取ることを意識して、落ち着く手助けをしてあげると、筆者が出会ったワンコのような落ち着きぶりが、3歳ごろでも見られるかもしれません。

4歳~6歳

年齢自体も人換算で小~中型犬なら30代から40代ですし、大型犬もまた然りのため、多くの犬で最も行動が落ち着く時期だと思います。

ただ、元の性格が好奇心旺盛だったり、体力が有り余っていた場合、年齢以上のヤンチャっぷりがまだ残っている場合もあり、筆者もそれを実感したことがあります。年齢に反して若々しい態度でいてくれるのは、飼い主として嬉しい限りです。

しかし、落ち着く年齢という前提で言えば、この時期でも子犬のような素振りを見せる子は一定数居ます。

7歳以降~

小~中型犬でも、大型犬でもシニアとして認識されている年齢に入ると、だいぶ落ち着いた子が目立ってきます。

ただ、近年の犬の長寿化によって、中には全くそう見えない子も多く、8歳でも9歳でも元気いっぱいなシニア犬は多いです。とはいえ、精神面では若くても身体面でのケアは必要となる時期なので、最初だけ“プレイバウ”や“ガウガウ”姿を見せても、そのあとは落ち着いて、飼い主さん同士の愛犬トーク(世間話)に付き合っている、という構図が生まれることが多いと感じます。

過去3匹の愛犬と接して感じた『落ち着き』度合いとは?

それでは、ここからは筆者が過去3匹の愛犬と接してそれぞれ感じた『落ち着き』度合いについて、ご紹介します。

筆者にとって、人生初めて迎えた初代柴犬ミッキー、ミッキーが13歳のころに迎えた2代目シェルティーそら、そして現在6歳の三代目柴犬つむぎは、それぞれ『落ち着き』度合いには差がありました。

まず初代ミッキーについては、元々筆者が幼少のころに迎えた愛犬だったため、彼女が大体2歳を迎えるまでは、落ち着いていたかどうかは定かではありません。

しかし、少なくとも筆者が物心ついた頃(大体4歳)には、もうすでに吠えることも家の中で騒ぐこともしていた記憶はなく、むしろ落ち着き払いすぎていて、犬用おもちゃはもちろんのこと、犬や猫や鳥などにも一切興味を示さない子でした。

ただ、犬に関してはすれ違いざまに向こうから興味を持って近付かれると威嚇して牽制する、という落ち着きとはまた違った態度を示す子で、それ以外は性格自体が淡白だったので、柴犬らしい柴犬でした。

次に迎えた2代目そらは、我が家に来た当初は吠えることも多い子で、初代ミッキーにだけはちょっかいをかけるような子でした。

とはいえ、そらが2歳を迎えたころには、散歩の際も一歩引くような感じの落ち着きぶりで最も散歩がしやすく、しつけによって吠えることも、ミッキーへかけていたちょっかいの頻度も目に見えて少なくなりました。

そして現在生活を共にする3代目つむぎは、生後8か月で我が家に来た時から6歳になった今も、大した落ち着きぶりは見せていません。

元々社交的な性格のため、散歩に出ればはしゃぎ、前方でお友達を見つければ遊び、家に帰れば有り余る体力の発散のために「遊んで!」とおもちゃを持ってきます。ただし、現在も目立った落ち着きぶりを見せないつむぎではあるものの、しつけによって「マテ」や「トマレ」などは身に付いていますし、犬同士の遊びでもじゃれ合いの取っ組み合いまではしますが、現時点でケンカにまで発展したことはありません。

愛犬の『落ち着き』ぶりを促すためには…

筆者の愛犬たちは、上記のように三者三様の『落ち着き』度合いを見せる3匹でしたが、3匹に共通した対応は、やはり【しつけ】でした。

しつけは、迎えた時期に早ければ早いだけ根気よく教えれば、身に付きやすいものです。

また『落ち着き』度合いも、飼い主さんが困ってしまうほどヤンチャでは、専門家を頼る必要があるかもしれませんが、そうでないならその落ち着きのなさは『元気の証』とも取れるものだと思います。

愛犬の落ち着きは、年齢を重ねればいずれ訪れます。けれど、その訪れは早くても遅くても元気でいてくれるなら、どちらにしても尊いものなので、どうかその変化を一緒に感じてあげてくださいね。

<画像元>

photoAC

筆者提供

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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