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「散歩しているのに満足していない?」愛犬の散歩不足や運動不足のサイン7つ

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毎日散歩に行っているから「うちの子は散歩不足や運動不足じゃない」と思っていませんか?

犬によって必要な運動量は異なり、飼い主さんが気づかないうちに、運動不足になっているケースは少なくありません。

また、同じコースを歩くだけの散歩では刺激が少なく、愛犬が物足りなさを感じている場合も。

こういった状態が続くとストレスが溜まり、「吠え」や「物を壊す」といった問題行動を引き起こすきっかけにもなりかねません。

今回は、愛犬が散歩不足や運動不足のときに出すサインを7つご紹介するので、当てはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。

毎日散歩に行っているのに散歩・運動不足になるのはなぜ?

毎日散歩に行っていると、愛犬が「散歩不足」「運動不足」と言われてもピンとこないかもしれません。

ですが、散歩と運動の役割は異なります。

・散歩→縄張りの点検や探索欲求を満たす

・運動→全身を使う運動

例えば、散歩を運動だと思って、匂いかぎや探索をさせる時間を取らなければ、犬としての欲求を満たすことができずストレスがたまります。

反対に「ゆっくり歩く」「平坦な道ばかり歩く」だけでは、足を強く蹴り上げる運動や全身を使った運動ができないので筋力低下や運動不足におちいります。

犬の欲求を満たしつつ運動不足を防ぐには、散歩の時間に「探索」と「全身運動(筋力を鍛える)」を意識的に取り入れてあげることが大切です、

散歩・運動不足のサイン①「散歩後にすぐ遊びたがる」

散歩から帰ってきたばかりなのに、すぐおもちゃを持ってきたり、部屋の中を走り回ったりする場合は、運動量が足りていないのかもしれません。

散歩が短時間だったり、同じコースばかりだったりすると、散歩で満足感が得られず、別のことで満足感を得ようとします。

特に「体が小さい=散歩は短くて良い」と思っていると、活動的な犬種(ジャックラッセルテリア・トイプードル等)は運動量が足りず、運動不足に陥りがちです。

犬種や愛犬の年齢、体力に合った散歩の内容になっているか見直してみましょう。

散歩・運動不足のサイン②「破壊行動が増える」

「家具をかじる」「クッションを壊す」などの破壊行動も、運動不足のサインのひとつです。

犬は本来、探索したり獲物を追いかけたりする欲求を持っています。

しかし、その欲求が散歩中に発散できないと、身近な物に興味が向き、物を破壊することで自分の欲求を満たそうとします。

もちろん「歯の生え変わり」や「分離不安(飼い主と離れることに強い不安を感じる心の病気)」など、他の原因で破壊行動を起こしている可能性もありますが、日常的に破壊行動を繰り返している場合は一度散歩の内容を見直してみましょう。

散歩・運動不足のサイン③「吠えやすくなった」

「物音や来客に敏感になった」「吠える回数が増えた」と感じることはありませんか?

運動不足になると、犬は余ったエネルギーをうまく発散できず、興奮しやすい状態になります。

その結果、ちょっとした刺激にも反応しやすくなり、吠える回数が増える場合があります。

また、散歩は外の環境に慣れる社会化の機会でもあります。

散歩の時間が短く、外からの刺激を経験する機会が少ないと、音や人、他の犬に対して過敏になって吠えかかってしまうこともあります。

愛犬がよく吠えるという場合は、散歩で欲求が解消できていないケースもあるので、注意しましょう。

散歩・運動不足のサイン④「いたずらが増えた」

散歩や運動が不足すると「テーブルの上の物を取る」「ゴミ箱をあさる」など、いたずらが増えることもあります。

犬は退屈を感じたり、欲求が満たせないと、自分で楽しみを見つけようとします。

散歩で探索ができない場合は、家の中で探索をしようとしますし、ストレスが溜まると物を噛んで解消しようとします。

その結果として、飼い主さんから見ると「困ったいたずらが増えた」と感じてしまうのです。

特に知能が高い犬種は、身体的な運動だけでなく嗅覚や頭を使う遊びも重要です。

探索の時間を十分に取ることももちろんですが、散歩中にコマンドを出す、知育のおもちゃを活用するなど、日常的に犬の五感や頭を使って欲求を満たしてあげることが大切です。

散歩・運動不足のサイン⑤「体や特定の場所を舐め続ける」

お手入れで少し舐めている場合もありますが、同じ場所を何度も舐め続ける行動が見られる場合は、散歩や運動不足が原因かもしれません。

皮膚病やアレルギー、痛みなど病気が原因のこともありますが、異常が見つからない場合にはストレスや退屈が関係しているケースも考えられます。

人が無意識に爪を噛んだり髪を触ったりするように、犬もストレス解消のために舐める行動を繰り返して、欲求不満やストレスを解消しようとすることがあります。

長期間続くと皮膚炎や皮膚を舐め壊すこともあるため注意が必要です。

舐め行動が続く場合は、一度動物病院で診察してもらい、そのうえで運動や遊びの時間を見直してみましょう。

散歩・運動不足のサイン⑥「よろけやすくなった」

「つまずきやすい」「段差でよろける」と感じる場合は、筋力が低下しているのかもしれません。

犬も人と同じように、運動量が減ると筋肉が衰えていきます。

特にシニア犬では、散歩不足によって後ろ足の筋力が落ちやすく、転倒や関節への負担につながることがあります。

また、アスファルトの平坦な道ばかり歩いていると、足を強く蹴り上げる機会が少ないため、筋力が衰えがちになります。

前より愛犬がよろけやすくなったという場合は、一度散歩量や散歩コースを見直して見ましょう。

「芝生」「土」「砂」などの道を散歩コースに取り入れると、足をしっかりと蹴り上げて歩くので、筋肉を鍛えることができます。

ただし、関節疾患などの病気でよろけやすくなった可能性もあるので、よろける様子が見られたら、一度獣医師さんに診察してもらいましょう。

散歩・運動不足のサイン⑦「飼い主さんを付け回す」

トイレやキッチンなど、どこへ行っても愛犬が後ろをついてくることはありませんか?

もちろん飼い主さんが大好きで甘えている場合もありますが、退屈や欲求不満から楽しいことを求めて後追いしている可能性もあります。

十分に散歩や遊びの時間が確保できている犬は、散歩の後にゆっくり休んでいることが多いです。

一方で運動不足の犬は、暇を持て余して飼い主さんの行動を常にチェックするようになることがあります。

愛犬が過度に後追いするようになった場合は、散歩時間や遊びを見直してみましょう。

犬にとって散歩は、体を動かすためだけの時間ではありません。

匂いを嗅いだり、さまざまな刺激に触れたりすることで、心の健康を保つ大切な役割も担っています。

散歩後に元気が有り余っている、いたずらが増えた、飼い主さんを過度に追いかけるなどの行動は、運動不足や刺激不足のサインかもしれません。

つい同じことを繰り返してしまいがちな犬の散歩ですが、「愛犬が満足できているか」を意識しながら、散歩の内容を見直してみてくださいね。

<参考書籍>

・散歩でマスターする犬のしつけ術 愛犬とより強い絆を築くために 田中雅織 (著)

・ドッグ・トレーナーに必要な「複数の犬を同時に扱う」テクニック 著者: ヴィベケ・S・リーセ / 著者・写真: 藤田 りか子

・イヌの動物行動学 行動、進化、認知 / アダム・ミクロシー

<画像元>

canva

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伊藤さん

伊藤さん

・倉敷芸術科学大学 生命動物科学科卒業
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手

やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。

大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。

愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。

「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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