時代劇の撮影や日本の歴史を肌で感じられる場所として人気の日光江戸村。
栃木県日光市に位置し、普段はペットもカートなどに乗せれば同伴OKな観光スポットですが、実は年に数回江戸の町を愛犬と一緒に徒歩で楽しめるイベントが開催されていたのをご存知ですか?
ただ2019年に流行したコロナを最後に、イベント自体が開催されていませんでした。
しかしこの度!6年振りに名称を変えて帰ってきたのです!
そこで今回は、6年振りに開催されたペットイベント【犬も歩けば八百八町】へ実際に行ってきた筆者と愛犬の体験レポートをご紹介します。
<目次>
栃木県日光市にある日光江戸村とは?

栃木県日光市に開園された日光江戸村は、1986年4月23日に株式会社時代村(旧新東地域開発株式会社)が設立し、江戸時代や戦国時代を題材にしたテーマパークです。
総敷地面積が49万5,000㎡(約15万坪)ある広大な土地に、江戸時代の町並みや城下町に住む商人や町娘、浪士、忍者、岡っ引きなどを再現し、園内の至る所でその風情を感じられます。
園内では江戸村というだけあって、「街道」、「宿場町」、「職人の町」、「商人の町」、「撮影の里」、「忍びの町」、「劇場街」、「侍の町」といった計8つのエリアが設けられています。
「撮影の町」のみ映画やテレビ撮影のためのオープンセットスタジオなので、一般の方の入場は出来ませんが、その他のエリアでは、そのエリアで楽しめる内容が盛りだくさんとなっています。
ちなみに、3月20日~11月30日までが夏季、12月1日~3月19日までが冬季となっており、夏季での営業時間(開村時間)は9:00~17:00まで、冬季での営業時間(開村時間)は9:30~16:00までとなっています。
日光江戸村までのアクセス方法

日光江戸村までのアクセス方法には、主に車、電車、バスがあります。
以下でそれぞれのアクセス方法をご紹介しますので、参考になさってみてください。
▼【車の場合】
車での来園の際には、日光江戸村が併設している駐車場にて駐車料金の支払いが必要です。
一つは日光江戸村へ直通で行ける駐車場、もう一つは日光江戸村から少し離れた駐車場の二つです。今回筆者が停めた駐車場は日光江戸村から少し離れた駐車場でしたが、そこの駐車料金は乗用車500円でした。
一方、日光江戸村直通の駐車場では乗用車800円、バス1,400円、バイク400円となっています。(※2025年11月時点)
▼【電車の場合】
▼【バスの場合】
以上が、日光江戸村へ行く主なアクセス経路となります。
バスに関してのみ同市にある日光東照宮周辺の混雑の予想状況によって、運行がされない日があるようです。
そのため、詳細な情報についてはHPを別途ご確認ください。
日光江戸村への入場料とペットの入場料はどれくらい?

日光江戸村で掛かる入場料は、一般個人料金、障がい者割引料金、シルバー割引料金によって、次のようになっています。
▼【一般個人料金】
▼【障がい者割引料金】
▼【シルバー割引料金】
以上が、基本的な入場料金となっています。
ただ、この料金はあくまでも人だけで、ペットに対する入場料は、通常時であってもイベント時であっても掛かりません。
また、ペットに対する大きさ制限もないため、通常時でもペットバギーやカートに入るペットであれば、大型犬でも入場が可能です。
ペットとの同伴が制限されている場所はある?

日光江戸村で基本的にペットとの同伴が制限されている主な場所は、施設内の一部と飲食処(店内)です。
ただし、飲食処については屋外席であれば愛犬同伴で一緒に食事が楽しめるため、ご来場の際には、施設内の店舗入り口の看板をご確認の上、マナーを守って楽しんでください。
また、施設ではないですが、施設内にある水飲み場などで水を飲ませる場合にも、蛇口から直接水を与えないように注意しましょう。
次章でも後述する内容ですが、このような規約に従えない場合、また飼い主さんご自身で愛犬の制御などが難しいと施設内の方が判断した場合には、退場を言い渡される場合があります。
さらに、その際はかかった入場料や駐車料金などが払い戻されることは当然ないため、くれぐれも注意しましょう。
愛犬同伴で日光江戸村を回る時の注意点とは?

愛犬同伴で日光江戸村を回る際には、最低限トイレマナーは守ることが大切です。
通常時はカートやバギー、カゴに入れての移動となりますが、ペットイベント開催時の時には愛犬と一緒に江戸の市中をくまなく回れるため、マナーパンツやマナーベルトの着用はしっかりと行なってください。
また、施設内では当然犬が苦手なお客さんやペットアレルギーなどを持っているお客さんも訪れるため、くれぐれも配慮を忘れないよう注意しましょう。
さらに、普段伸縮リードを使用している場合、このようなイベント時には短くロックして他の方のご迷惑とならないようにしましょう。
他にも、日光江戸村を愛犬と楽しむ時には、愛犬が他のお客さんに危害を加えないようコントロールしたり、不快感を与えないよう配慮したりすることが大切です。
また、無駄吠えをさせないことや狂犬病・混合ワクチン接種を済ませておくこと、万が一糞や尿、嘔吐物をしてしまった時の後始末なども飼い主さんの責任です。
これらの注意点は前述でも述べた通り、規約に従えない場合や施設内の方の判断によっては、退場させられてしまう場合があります。
イベント時だけではなく通常時でも必要となってくることなので、決して忘れないよう注意しておきましょう。
愛犬と一緒に日光江戸村を徒歩で散策!

▲江戸村手前でパシャリ!
今回、6年振りに開催されることになった日光江戸村でのペットイベント【犬も歩けば八百八町】。
元々は【日光江戸村ワンニャン祭り】といって、この日に限って犬もカートやバギーに乗ることなく、江戸の町並みを歩かせられて、愛犬と色々な体験が出来るイベントとなっていました。
ただ今回は、心機一転名称をガラッと変えて、【犬も歩けば八百八町】というイベント名で、6年の時を経て復活!江戸時代前期頃に発布された『生類憐みの令』に因んだイベント。
ここから先は、初の参加となったこのイベントで愛犬同伴の元、体験した内容をご紹介します。

まず筆者が訪れたのは、江戸に入るための関所を通る時に必要な通行手形の購入でした。
江戸ではお馴染みの風刺画がとても目を惹く通行手形(入場券)は、その先にある関所(入場ゲート)で見せるために必要です。それと同時に愛犬に江戸村を歩かせる上での同意書、注意事項、また、アンケートなどを書く受付所にて、受付が必要です。
そして、関所を無事愛犬と潜ると、その先には『是(これ)より江戸まで二町』と大きい石碑に書かれた文字が…。

江戸では二町という距離は現在の換算でおおよそ218mらしく、江戸村に辿り着くまで紅葉を眺めながら街道を歩きました。(開催されたのは11月下旬)
そうして218mを歩いた先に見えてきた江戸では、どこか懐かしさを感じつつも活気溢れるような街並みが広がっていました。

▲瞬間なりきり写し処|ペットお着換え600両(円)またはペットお着換え+オリジナル絵馬付き1,000両(円)
そして、愛犬と一緒に体験できるイベントでは、上記のような『なりきり写し処』や殿様気分でお輿入り体験が出来る『乗って候(そうろう)~殿のお輿入り、いざ参らん~』を、三代目つむぎと楽しみました。

▲乗って候(そうろう)~殿のお輿入り、いざ参らん~|無料
この他にも、愛犬と一緒に楽しむ謎解きイベント『ペットと楽しむ謎解き』や市中に用意されている顔出しパネルフォトスポット『顔出し絵看板でござる』(どちらも無料)、このイベントのために設置されたドッグラン『犬走り処』など、盛りだくさん用意されていました。
▲黄金の茶室
▲江戸生活文化伝承館
また、それ以外にも愛犬と入れる施設『黄金の茶室』や『江戸生活文化伝承館』にて写真を撮影し、愛犬と充実した江戸散策を楽しむことが出来ました。
そして、日光江戸村は通常でも愛犬を『お犬様』と称えてくれますが、この日は特にどこへ行くにも「ぜひ立ち寄ってみませんか?」というスタンスで、私たちと接してくれたため、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
【日光江戸村 施設情報】
所在地:〒321-2524 栃木県日光市柄倉470-2
営業時間:9:00~17:00(3月20日~11月30日)9:30~16:00(12月1日~3月19日)
定休日:営業日カレンダーに準ずる
駐車場:有料あり
問い合わせ先:0288-77-1777
公式Instagram:@edowonderland_official
ペット専用Instagram:@edowonderlandpet
まとめ

いかがでしたか?
次にいつこのイベントが開催されるかは不定期なので分かりませんが、開催される時には日光江戸村公式のInstagramや日光江戸村ペット専用のInstagramにて投稿があるはずです。
気になる方は、次回の開催に向けてぜひチェックしてみてくださいね。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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