皆さんは、寝相でその人の大体の性格が読み取れるというのを、耳にしたことはありますか?
人では今から40年以上前の1977年に、アメリカの精神科医ダンケル博士が、寝付く時の姿勢と性格には、それぞれ特有の関係性があるという本を出版しました。
しかしこの寝相と性格の関係性は、意外にも人だけではなく犬にも関係性があるようです。
そこで今回は、寝相で分かる犬の性格6つをご紹介します。
あなたの愛犬はどの寝相に当て嵌まりますか?愛犬と照らして、ぜひ診断してみてください。
<目次>
犬の寝相➀:横向きに寝る
犬が横向きに寝ることが多い場合、犬にとっては最も落ち着く姿勢の一つだとされています。
犬の弱点の一つであるお腹を見せて寝るこの姿勢は、その場所が安全な場所、リラックスできる場所という認識がなければできない姿勢でもあるため、家族へ信頼を寄せる愛犬によく見られます。
犬がこのような寝姿勢でスヤスヤと気持ちよさそうに寝ていたら、その子はとても穏やかで楽天的な性格をしている可能性が高いでしょう。
また、このような性格をしていることもあって、人や他のペットとも友好的に過ごすことが得意な傾向もあります。しかし、それと同時に飼い主さんや家族に対してとても深い信頼を寄せているため、忠誠心も高い傾向があります。
このような寝姿勢が多い愛犬は、どこでも寝ることが可能のようですが、一番は自分のお気に入りのベッドで寝ることを好む性格のため、愛犬専用のベッドを用意してあげると良いでしょう。
犬の寝相②:丸まって(ドーナツ型)寝る
愛犬がこの姿勢で眠っている場合、犬にとっては守らなければならない臓器などの保護だったり、体温維持のためだったりする意味を強く持っている姿勢だと言われています。
特に寒冷地域原産の犬や新しい環境にまだ慣れきっていない場合は、このような姿勢で寝る姿を見せることが多いでしょう。
このような寝姿勢で犬が眠っている場合、その子はとても愛情深く優しい性格をしています。
また、人懐っこい性格もしていることが多いです。しかし一方でこの姿勢は不安なども感じやすい性格とされているため、繊細な子が多い場合にも、このような寝方が多く見られるかもしれません。
高齢でもない、寒くもないのにこのような寝相が多く見られる時には、何か他にも原因がないか、しっかりと観察してあげましょう。
犬の寝相③:スーパーマンスタイルで寝る
犬が前脚と後ろ脚を投げ出した状態で寝ている姿勢は、『スーパーマン』や『スプルート』と呼ばれることもある寝姿勢で、子犬や遊び好きな犬に良く見られると言われています。
このような姿勢で犬が眠る時には、疲れてはいるけれど、機会があればすぐにでも遊べることを意味しています。
基本的にこのような寝姿勢で愛犬が寝ている場合、その子は遊びが大好きでエネルギッシュな性格をしているでしょう。
また、その寝姿が物語るようなおどけた性格を持ち合わせているのも、このタイプの子に多いです。
活発で元気いっぱいな性格をしているため、日中はしっかりと運動をさせてあげて、出来るだけストレスが溜まらないような接し方を心掛けてあげましょう。
犬の寝相④:何かを抱きしめて寝る
犬の性格によっては、赤ちゃんやぬいぐるみ、同居犬をまるで抱きしめるように寝る子がいます。
こういう寝姿勢を見せる時には、犬は家族や同居犬に対して、もっと近づきたいという思いを示している可能性が高いです。
愛犬がこのような寝姿勢で眠りにつく場合、愛犬は愛情深く、大人しい性格をしていることが多いでしょう。
基本的にこの寝方を好む犬は子犬の頃に暖を取るため、兄弟に寄り添って眠っていた頃の名残とも言われているそうですが、成長するにつれ、抱きしめることは安心感を得るための習慣へと変化するとも言われています。
安心感を得るための習慣は飼い主さんが大好きなのを示す一方で、分離不安症も持ちやすい可能性があるため、接し方や距離感には十分気を付けましょう。
犬の寝相⑤:何かに包まって寝る
通常犬は豊富な被毛に覆われているため、相当寒い日でもない場合、何かに包まって寝るという姿はあまり目にしないかもしれません。
このような寝姿勢をする時には、犬自身は快適さや安心感を求めている可能性があり、また、落ち着きたいと思っている時にも見られる場合があります。
このような何かに包まれて眠りたがる犬は、愛情深く飼い主さんが大好きな性格をしています。しかし、それと同時に繊細な一面や依存的な一面も強い傾向があるため、分離不安症にならないよう、注意が必要です。
ただし、このような傾向には、人が睡眠用のアイマスクや耳栓を使って周りの騒音や光を遮光するように、犬も寝る前には静かな空間で落ち着いた中、過ごしたいという思いが働いて、このような行動に出ている可能性も考えられるため、愛犬の寝床がもし窓際など音が気になる場所に置かれているような時には、ベッドの配置を変えてみるなどの工夫を施しましょう。
犬の寝相⑥:仰向け(ヘソ天)で寝る
犬がお腹を完全に仰向けにし無防備な状態で寝る場合、非常に安心しきって警戒心すらもない姿勢の一つと言われています。
この姿勢は、飼い主さんや周りの環境を完全に信頼していて、安心して過ごすことが出来ると思っている場合によく見られます。
このような寝姿勢を犬が見せていた場合、足を四方八方に投げ出した姿か、足をピンッと突き出したような姿かで、少し性格に違いが見られます。
まず、足を四方八方に投げ出すような姿で寝ることが多い犬は、マイペースで素直な性格をしており、楽しい事と飼い主さんと遊ぶのが大好きな子が多いです。一方で、ピンッと足を突き出して「ハイッ、ハイッ!」という感じで自己主張をしているような姿で寝ることが多い犬は、自分に自信があって、適応能力が高く、頼もしい性格の子が多いと言われています。
性格に多少の違いはありますが、どちらの寝姿勢でも警戒心なく寝ているため、起こす必要がある時にはそっと起こしてあげましょう。
まとめ

いかがでしたか?
人の寝姿勢では、仰向け、横向き寝、うつ伏せ寝、胎児寝といった4つの寝方で性格の違いが出てくるようですが、犬の場合も寝方によってこのような性格の違いが表れるのは、とても面白いですよね。
ちなみに筆者の愛犬、三代目つむぎは➀と②と⑥の寝姿勢を見せることが多い子で、確かに自由奔放でマイペース、その時その時に思った素直な感情を見せたり、けれど一方では繊細で神経質な一面を見せたりするようなことが多い気がします。
こうした性格は、愛犬のその時の体調や心理状況、また、寝床の環境などによっても変わることがあるとは思います。
ぜひ愛犬にとっても快適にリラックスした寝姿勢が出来る環境作りを、心掛けてあげてくださいね。
<参考サイト>
犬の寝方10選とその愛らしい意味|10 Dog Sleeping Positions + Their Adorable Meanings
>https://casper.com/blogs/article/dog-sleeping-positions?srsltid=AfmBOorv3y0tl1J2Sx6X-xgq2DZvjkJIzBkdCIhrdEWQnRcxfe_cdreY
愛犬の寝姿はどんな形?寝相の種類や寝相でわかる性格とリラックス度|株式会社ウィズペティ
>https://withpety.com/club/202205/3.html
<画像元>
photoAC
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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