飼い主の意向にきちんと従って、普段から安全に行動できるよう、愛犬には「STOP」のコマンドを覚えさせてあげることが大切です。
具体的にはどうしたらよいか、ご案内していきましょう。
どんなときに「STOP」コマンドを使うの?
「STOP」のコマンドは、わんちゃんがやっていることを中断させるために使います。
たとえば、無駄吠えをしたり、飛びつき癖や引っ張り癖があるわんちゃんに、その行為を止めるように促すのが「STOP」です。
また、一緒に歩いていて、主人である飼い主の意向に従って、足を止めるように促すときにも「STOP」コマンドを使います。
わんちゃんが、人間社会のなかで、きちんとルールにのっとって行動できるようになるためにも、ぜひマスターさせてあげる必要があるコマンドですね。
「STOP」のしつけをするときに注意すべきこと
わんちゃんができるだけ早く「STOP」コマンドを覚えられるよう、最初は使用するシーンを限定して、毎日継続的にトレーニングを重ねていきましょう。
「STOP」がきちんとできたときには、大げさに褒めてあげたり、高い声で飼い主の喜びを伝えてあげることで、わんちゃんもその意味が理解しやすくなりますよ。
愛犬のしつけトレーニング用グッズとして、飼い主の意思に反する行動を起こしたときに、超音波を発して「STOP」コマンドを理解させるしつけ用サポート用品も販売されていますので、上手に活用してみるのもひとつです。
旅先での環境変化にもきちんと対応できるために
旅先では、いままでに経験したことがないようなことや、異なる環境に反応して、興奮気味になってしまうわんちゃんもいるかもしれません。
しかし、「STOP」の意味がきちんと理解できていれば、飼い主であるあなたの意思に従って、いつもお利口さんな子でいられること間違いなしです。
どこにいっても、周囲の人々からかわいがってもらえるわんちゃんでいられるために、日ごろからきちんと飼い主としての責任を果たしておきたいものですね。
やってよいことと悪いことが区別できるよう、わんちゃんには、はっきりと分かりやすい状況で、「STOP」のコマンドを使ってあげることが大切です。最初はうまくいかなくでも、あせらず愛情をもって根気よくトレーニングを続けましょう。