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犬をシャンプーする時は原液NG⁉正しいシャンプー剤の選び方や使い方・洗い方について

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皆さんは普段どのようにして愛犬のシャンプーをしていますか?

トリミングサロンや動物病院で定期的に行っている、はたまたご自身で愛犬のシャンプーをしている飼い主さんもいると思います。

ただ、実は愛犬には部位別にシャンプーの使い分けが必要な場合があるんです!

そこで今回は、愛犬にシャンプーをする時のシャンプー剤の選び方や正しい使い方、洗い方についてご紹介します!

そもそも犬のシャンプーって必要なの?

結論から申し上げると、散歩の後に全身をくまなく拭いて、しっかりとブラッシングを毎日していれば、必ずしもお風呂やシャンプーは必要ではありません。

厳密に言ってしまえば、「匂いが気になってきたな…」と感じた時点でお風呂に入れてあげたり、シャンプーをしてあげたりすれば、十分です。

犬の皮膚というのは、人の皮膚よりもとても薄く出来ており、大体人の皮膚の1/3~1/5程度しか厚みがないと言われています。

誤った方法で犬の皮膚を洗ったり、頻繁にお風呂に入れて洗い過ぎたりしてしまうと、かえって皮膚に負担をかけてしまう場合があります。

愛犬をお風呂に入れてあげる際には、基本的には1か月に1度を目安に、これからお伝えする正しいシャンプーの方法で愛犬のお手入れをしてあげてください。

また、この考え方はあくまで皮膚炎やアレルギーなどがないワンちゃんの場合ですので、すでに皮膚炎などの症状が出ているワンちゃんの場合には、事前に獣医師さんの指導のもと、お風呂に入れる回数やシャンプーの回数を調整してあげましょう。

犬のシャンプー剤の正しい選び方

まず、多くの方が誤解しがちなシャンプーをした時の泡立ちの良いシャンプーというのは、見た目こそしっかり洗えているように思えるため、愛犬にも効果があるように思えるかもしれませんが、実はこの泡立ちの良さというのは、愛犬の皮膚や被毛にとっては好ましくない界面活性剤という成分が使われています。

そのため、犬のシャンプー剤を使う時には、出来るだけ界面活性剤が使われていないようなシャンプーや防腐剤などが使われていないようなシャンプーを選ぶようにしましょう。

昔と違って飼い主さんの多くが愛犬のためを思ってお風呂に入れてあげる需要も増えたため、現在では犬の体にも負担のかからない低刺激性のシャンプー剤や皮膚に優しいシャンプー剤などが多く市販されておりますが、先程もお伝えした通り、犬の皮膚というのは思った以上に薄くて敏感でデリケートです。

例え界面活性剤や防腐剤が使われていなくとも、そう言った点を考慮して、愛犬に使うシャンプー剤は必ず3~10倍に希釈して使うようにしてください。

犬のシャンプー剤は原則希釈液で洗う!

希釈してしまうとシャンプー剤の効果などが半減してしまう様に思う人もいるかもしれません。

確かに一カ所に着くシャンプーの量は減ってしまうため、一見洗浄力が弱いようにも感じられるかもしれませんが、しかし、希釈をしたシャンプーを使うことは、

・スムーズに愛犬の体にシャンプー剤を行き渡らせることが出来る

・汚れとシャンプーが馴染みやすい

・素早くシャンプーの泡立ちを得られる

こういった効果が得られ、尚且つ愛犬の皮膚にも極力負担を掛けずに洗ってあげることが出来ます。

犬のシャンプー剤は、人間のシャンプー剤と違って被毛の細さや量の多さで、日常的に汚れが付着しやすい犬の体を綺麗にするために、粘性が強くシャンプー剤が伸びづらいという特性を持ち合わせています。

そのため、希釈せずに原液を直接愛犬の体に塗布してしまうと得られづらい泡立ちは希釈した方が素早く効果が得られ、愛犬の負担も軽減できます。

また、希釈されたシャンプー剤から作ったきめ細やかなクリーミーな泡を使うことは、皮膚の毛穴に詰まった皮脂や汚れなどをしっかりと洗い流すことが出来、ゴシゴシ洗いを避けられます。

特にお風呂が苦手な愛犬は、お風呂が長くなれば長くなるほどストレスも相当なものとなってしまうため、出来る限り短時間で洗い上げるためにも、シャンプー剤は希釈して使ってあげましょう。

ただし例外として、例えば足の裏やお尻といった比較的ひどく汚れやすい部分については原液のままで洗ってあげても問題ありません。

犬の正しい洗い方とは ?

それでは、愛犬をご自宅で洗ってあげる時の正しい洗い方についてご紹介します。シャワーの音などを怖がる子についても合わせて解説しますので、参考にしながら試してみてくださいね。

犬の正しい洗い方①:洗う前には必ずブラッシング

普段からブラッシングを心掛けている飼い主さんであっても、やはり愛犬をご自宅で洗う時には、シャンプーをする前にブラッシングを施しましょう。

ブラッシングをすることによって、特に長毛犬種の子については毛のもつれや表面に付いた汚れなどを取り除くことが出来ます。

犬の正しい洗い方②:37℃~38℃のぬるま湯で愛犬の体を十分に予洗いする

ブラッシングし終わった後は、大体犬の体温と同程度、または1~2℃低い温度にしたシャワーで、十分に愛犬の体を予洗いしてあげましょう。

ここで注意すべきは、愛犬のシャワーに対する恐怖心を出来る限り抱かせないようにするために、最初はなるべくシャワーの勢いを弱く設定した上で、シャワーヘッドを体に密着させて洗い流すことです。

愛犬の性格やその時の様子にもよりますが、それで怖がらないようであれば少しずつ慣らし、そうでなければかけ湯や濡らしたハンドタオルなどで対応してあげてください。

犬の正しい洗い方③:シャンプー剤を希釈して泡立てる

お湯とシャンプー剤2~3プッシュ(目分量で可)程度を洗面器に入れ、スポンジや泡立てネットを使って撹拌しましょう。

また、最近では100円均一で簡単に泡を生成することが出来る泡ポンプ容器などが売られているので、その泡ポンプ容器にシャンプー剤を適量入れ、3~10倍の精製水や水道水で泡を作るのもオススメです。

その場合には、水の量やシャンプー剤の量を調節することで、泡の密度を変えられるため、短毛犬種には濃密泡を、毛量が多い犬種にはゆるめの泡をという具合に使い分けてあげましょう。

犬の正しい洗い方④:十分泡立てた泡を使って泡洗いする

シャンプー剤をお湯で希釈し十分泡立てられた泡が作れたら、まずは体全体を優しく指の腹と泡でマッサージするように洗い、徐々にお腹周り、足、しっぽ、お尻周りといった順でゴシゴシ洗いにならないよう気を付けながら愛犬の体を洗ってあげましょう。

顔については泡で洗われることに抵抗がないのであれば最後に洗ってあげてください。ただ、もし顔を嫌がるのであれば無理に洗おうとせず、濡れタオルで拭いてあげるだけに留めてあげてください。

犬の正しい洗い方⑤:洗い残しがないように十分すすぐ

泡洗いが出来たら予洗いの時同様に、愛犬がシャワーの音に怖がらないようシャワーヘッドを体に密着させながら洗い流しましょう。

この時少しでも愛犬の体にシャンプー剤が残っていたりすると、後々フケや痒みの原因になる可能性があるため、しっかりと全身を洗い流してあげてください。

犬の正しい洗い方⑥:タオルドライをしてドライヤーで乾かす

愛犬の体についた泡を全て洗い流せたら、その後はしっかりとタオルドライとドライヤーをしてあげましょう。

例えば午前中にシャンプーをしたという場合であれば、自然乾燥でも夜には十分乾いていることも考えられますが、午後にシャンプーをした場合や秋冬の冷え込む時期、子犬や小型犬や老犬、長毛種などはなかなか乾かないため、ドライヤーは体から20cm~30cmほど離して乾かしてあげてください。

まとめ

いかがでしたか?

愛犬にシャンプーをする時は余計な成分を省くことも大切ですが、何よりも大切なのは、愛犬の皮膚や被毛に負担のない洗い方をすることが大切です。皮膚のデリケートな愛犬のためにも、シャンプーをする時には、シャンプー剤は原液ではなく、希釈して使ってあげてくださいね。

<参考書籍>

いぬ大全304

愛犬との絆がぐーっと深まる本

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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