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犬はどのくらいの時間おしっこを我慢できるの?我慢している時にみせる仕草や対処法など

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犬はどのくらいの時間おしっこを我慢できるのか知っていますか?

成犬で約12時間と言われています。 しかし、長く我慢できるからといって、おしっこを我慢させるのは病気の原因にもなりかねません。

今回は、おしっこを我慢している時の仕草や対処法をご紹介しますので、愛犬がおしっこをしやすい環境を見直してあげましょう。

犬はどのくらいおしっこを我慢できるの?

犬は野生の頃、身を隠しながら生活している際、敵に匂いを気が付かれないように、おしっこする(マーキング)頻度を減らしていたため、その名残で成犬は最長、約12時間おしっこを我慢できると言われています。

【犬がおしっこを我慢できる時間】
生後6カ月以内 月齢+1時間
成犬 約12時間

生後6カ月以内の子犬では月齢+1時間と言われています。

この時間にはもちろん、犬の個体差や環境の違い(食べ物や水分量、暑い、寒いなど)があります。

野生の犬と比較してったワンちゃん達はそこまで長く我慢できるとは限りませんが、約半日も我慢できるなんて驚きですよね。

旅行先で車の移動時間くらいはあまり心配いらないのかもしれませんね。

かといって、我慢させて良いわけではありませんのでご注意ください。

犬がおしっこを我慢している時にみせる仕草とは?

犬によって、おしっこを我慢している時にみせる仕草には個体差がありますが、ほとんどの犬が以下のような仕草をみせます。

ソワソワ小走りする

急に部屋の中をソワソワと小走りを始めます。トイレトレーニングが終わっていない子犬の場合はトイレの場所を探していることが多いです。

トイレではない場所をソワソワしているのは、何らかの理由があり、トイレでできないのかもしれません。トイレの環境を見直ししましょう。

床の匂いをしきりに嗅ぎだす

ソワソワしながら床の匂いを嗅ぎ出す仕草もトイレの場所を確認しています。

前に粗相した場所を嗅いでいるのは匂いが残っているため、間違えて同じ場所におしっこをしてしまうので、洗濯や消臭スプレーなどで完全に匂いを消すことが大切です。

仕草に気が付いたら、正しいトイレの場所に誘導してあげましょう。

その場をクルクル回りだす

愛犬がその場をクルクルと回りだすのは、もうここで、「おしっこ(ウンチ)しちゃおう~」のサインです。

野生の習性で、その場が安全かどうか周囲を見回していると言われています。

その場がトイレならセーフ!した後は褒めてあげましょう。違う場所だったとしても、叱ってしまうと再び我慢してしまうので優しく誘導してあげましょう。

お尻を気にする

ウンチをしたい時はお尻を気にするワンちゃんもいます。お尻の匂いを嗅いだり、覗き込んだりします。

ウンチをしたくてもできる場所が見つからなくて困っているのかもしれません。

これらのように、犬がおしっこを我慢している時の仕草は、トイレに行きたい仕草とほぼ同じです。

サインが出ているにもかかわらず、なかなかおしっこやウンチをしない、諦めて我慢してしまう様子が見られる場合は、今一度、トイレの環境を見直してあげましょう。

犬がおしっこを我慢しすぎると、どんな病気なるリスクがあるの?

【おしっこを我慢するとなりやすい病気】
・膀胱炎
・尿路結石

犬は人間よりはるかに長い時間おしっこが我慢できるとはいえ、我慢しすぎると、膀胱炎や尿路結石などの病気になるリスクがあります。

膀胱炎はおしっこを貯める膀胱に細菌やウィルスが感染し、炎症を起こす病気で、一度かかると再発しやすい厄介な病気です。

尿路結石は尿中に結石ができ、おしっこが通る管を結石が通ると、とても痛みのある病気です。

おしっこを我慢すると必ずなる病気ではありませんが、我慢することで誘発しやすくなるため、気をつけてあげましょう、

愛犬におしっこを我慢させない対処法とは?

愛犬がおしっこを散歩の時しかしない・・・。留守中はずっと我慢している。トイレの場所が定まらない。など、愛犬たちの環境によっておしっこの悩みがいろいろあると思います。

以下の対処法をふまえて、愛犬のおしっこ(トイレ)の環境を見直してみてください。

【おしっこを我慢させない対処法】
・室内でもおしっこをさせる
・トイレの場所を見直す
・トイレをいつも綺麗にする
・失敗しても叱らない

室内でもトイレをさせる

子犬の時期から外でしかトイレをしないようにしつけをしてしまうと、雨の日や嵐の日に外に行かなくてはいけなくなりとても大変です。愛犬は外に出るまで毎日、おしっこを我慢しなくてはなりません。

さらに、シニア期になると足腰が弱くなるため外でのトイレが難しくなり、飼い主の負担も倍増します。

そのため、室内も外も両方でおしっこができるようにしつけをする事が大切です。

クセが付いてしまっているワンちゃんは今からでもトレーニングし直しましょう。

トイレの場所を見直す

犬は自分の寝床の近くをおしっこで汚す習性がありません。

ケージの中で寝床と同じ場所にトイレがある場合は、おしっこを我慢しやすいので、寝床の場所を見直す必要があります。

ケージ(寝床)とは離れた静かな場所にトイレを置くようにしましょう。部屋の隅など人の目に付かない場所が最適です。

トイレをいつも綺麗にする

マメにシートを交換してあげましょう。

綺麗好きで神経質な性格のワンちゃんはトイレが少しでも汚れていると、他の場所に粗相したり、または我慢したりする場合があります。

失敗しても叱らない

トイレトレーニングの基本は、おしっこを失敗したからといって決して叱らないことです。

臆病な性格のワンちゃんは一度軽く叱られただけで、おしっこをするのを怖がってしまい我慢する場合があります。

この事がきっかけで、室内ではおしっこしてはダメで、散歩の時なら良いと勘違いして覚えてしまうワンちゃんも多いとか。

おしっこが成功したら褒めて、失敗したら何も言わず(無反応が一番!)処理しましょう。

まとめ

犬は成犬で約12時間もおしっこが我慢できます。驚きの長さですが、我慢のさせ過ぎは思わぬ病気を招くこともあります。

愛犬におしっこを我慢させ過ぎていないかよく観察し、トイレの環境やしつけの見直しをしてあげましょう。

<参考URL>

まるつか動物病院
>http://www.memu.co.jp/dog_trouble1.html

アニコム損保株式会社 犬との暮らし大百科
>https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/2693.html

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石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。
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