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愛犬を守ってあげたい!他のわんちゃんに吠えられた時、どうするのが正解?

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他のわんちゃんに吠えかかられても、決して反撃しない子っていますよね。我が家の愛犬もそういうタイプで、どんなに激しく吠えられても、たとえ噛みつかれそうになっても、怒ることなくやり過ごします。だけど実はストレスを感じているみたいで・・・。

他のわんちゃんに吠えられた時、私たち飼い主はどうしたら優しい愛犬の心を守ることができるでしょうか? 

気弱な愛犬の小さな反撃!

 先日、多くの方が犬連れで訪れる公園を散歩していたら、すれ違う何頭ものわんちゃんに吠えられました。体が大きいためか、はたまた去勢手術をしていないオス犬のためか、愛犬が他のわんちゃんに吠えられることは日常茶飯事。

相手が小型犬だと吠えられても気にせず近寄っていくし、少し大きな子だとすっとその場を離れて争いを避けるのが常ですが、この日は違いました。2頭の中型犬に挟まれた状態で左右からギャンギャン吠えられていた愛犬は、その吠え声にかき消されそうなほど小さな唸り声をあげていたのです。初めて聞く唸り声に戸惑いながらも、大型犬が反撃するなんてもってのほか!と愛犬を叱ったのですが・・・。

のちに冷静になってみると、普段温厚な愛犬が怒ったのにはきっとそれなりの理由があったはずだと思うようになりました。その日は他にも何頭かのわんちゃんに吠えられていてストレスを感じていたところに、挟み撃ちにされた状態で逃げ場がなくなり、精一杯の抵抗をしたのでは?

私がもっと早くに愛犬のストレスサインに気づけていれば、唸り声をあげる必要はなかったかもしれません。そう考えると、愛犬の気持ちを分かってあげられなかったことに対して、とても申し訳ない気持ちになったのでした。

他のわんちゃんに吠えられた時、愛犬の心情は?

我が愛犬のように、他のわんちゃんに吠えられても反応しない・反撃しないタイプの子は、実際のところどう感じているのか、一見分かりにくいものです。

本当にまったく気にもしていない時もあるでしょう。しかし吠えられる状況、頻度や強度、その日の気分や体調によってはストレスを感じても不思議ではありません。私たちが他人に怒鳴られたり嫌なことを言われたりして、受け流せる時とそうではない時があるのと同じですね。

気が優しく憶病な性格ゆえに反撃しないタイプのわんちゃんは、他の子に吠えられると回避行動をとります。目線を逸らしたり、あくびをしたり、首元をかいたりといったカーミングシグナルを出すこともあれば、静かにその場を離れることもあります。

しかし我が愛犬の今回のケースのように、右にも左にも逃げ場がなく動くことができなくなってしまった時、唯一できる行動が、声を出して「やめて」と伝えることなのです。

攻撃的なわんちゃんに遭遇して逃げ場を失った時、愛犬が救いを求めるのは飼い主です。しかし飼い主である私は愛犬が反撃しないのをいいことに、相手に気を遣って「大きくて怖いよね」「この子弱いから大丈夫だよ」などと言ってしまうことがあります。飼い主が頼りにならないと感じた愛犬は、自分で自分の身を守るしかなくなり、唸るという行動に出てしまったのでした。

愛犬を唸るのはNGではない

ここで問題なのは「唸ること」ではありません。恐怖や怒りを感じたら最初に相手をなだめるカーミングシグナルや回避行動を見せ、その効果がなければ唸り声をあげて警告し、それでもダメなら初めて攻撃するのが、犬としての正しいあり方。そのステップをきちんと守った愛犬を叱ってしまったら、次は唸る前に攻撃に出てしまうことも考えられるのです。

最初に仕掛けたのが相手だったとしても、大型犬である愛犬が反撃したらとんでもないことになるのは明らか。あの時叱ってしまったのは間違いだったと反省しています。

愛犬が吠えられた時、飼い主としてどうすべきか?知っておきたいポイント!

では、愛犬が吠えられた時どうするのが正解なのでしょうか?

大切なのは愛犬の様子をよく観察して、少しでも嫌だなというサインが見られたら助け舟を出してあげることです。

「すぐにその場を離れると相手の飼い主さんが気を悪くするかも」という心配をしてしまいがちですが、愛犬が反撃してケンカになってしまってはもっと困ったことになりますよね。さりげなく相手のわんちゃんとの間に入ったり、「怖がりでおなかを壊すかもしれないので」など伝えたりして、愛犬がひとりで対処しなくて良いようにしてあげましょう。その場を離れたら、がんばった愛犬を褒めてあげたいですね。

また、年齢とともに許容範囲が狭くなってしまうこともよくあります。シニアになって、以前はやり過ごせていたことに対してストレスサインを見せるようになったり唸るようになったりしたら、よりいっそう飼い主さんが注意してあげましょう。年を取って気難しくなるのは、わんちゃんも人間も同じですね!

愛犬の心を守るために

わんちゃんにとって、吠えるのも吠えられるのもパワーを使います。「犬だから吠えるのは当たり前」ではありません。精神的に落ち着いて、満足している犬は吠える必要がないのです。

愛犬がよく吠えるという場合は、その原因を突き止め、なるべく吠えなくて良い状態を作るようにしましょう。そして他のわんちゃんによく吠えられる子に対しては、過剰反応しないことを褒めつつも我慢をさせすぎないよう、飼い主である私たちが注意深く観察して守ってあげたいですね。

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