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犬はメロンを食べても大丈夫?与えても良い量や意外と知らない注意点とは?

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とっても甘くて美味しい~メロン。キッチンで切っていると甘い香りに誘われて寄ってくるワンちゃんも多いのでは?我が家のトイプードルのテトも例外ではありません。

メロンは犬に与えても大丈夫ですが、意外と知らない注意点もあります。

そこで今回は、愛犬に与えても良いメロンの量や、与える際の注意点、おすすめの食べ方などをご紹介します。

注意点に気をつけて正しく与えるようにしましょう。

犬はメロンを食べても大丈夫?

▲おいしそうにメロントッピングを食べるテト

結論から言うと、犬はメロンを食べても大丈夫です。

メロンにはぶどうや玉ねぎのように、犬に害を与える成分は含まれていないため、適量を与える分には大丈夫です。

メロンは他の果物より高価のため、なかなか毎日与える事は無いと思いますが、ワンちゃんの栄養補給になるため、たまのご褒美で与える程度が良いでしょう。

メロンの持つ栄養効果とは?

メロンの持つ栄養効果をご存知ですか?

メロンには主に、カリウムやβ―カロテン、ククミシン、GABA(ギャバ)、ビタミンCなどのたくさんの栄養が含まれています。

【メロンの主な栄養成分】
・カリウム
・β-カロテン
・GABA(ギャバ)
・ビタミンC
・ククミシン など

それぞれの栄養にどんな効果があるのか、見ていきましょう。

〇カリウム

メロンには驚くことに、バナナよりも多くのカリウムが含まれています。

カリウムは体内の塩分(ナトリウム)を排出してくれる作用があり、高血圧にとても効果的です。

また、カリウムは筋肉には欠かせないミネラルであり、カリウムが不足すると筋力低下、痙攣、ひきつれが起こりやすくなります。

〇β―カロテン

メロンの中でも赤肉のメロンにはβ-カロテンがとても多く含まれています。

β―カロテンはトマトやにんじんになどの「赤い色」の食材に多く含まれています。

β-カロテンは体内に入ると、ビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持や強い抗酸化作用があります。

〇GABA(ギャバ)

メロンにはストレス緩和作用やリラクゼーション効果のあるGABA(ギャバ)が多く含まれています。

GABAはアミノ酸の一種で、チョコレートや発芽玄米、トマトに多く含まれていることで有名ですが、実は生鮮食品のなかで含有量が最も多いとされるのはメロンです。

〇ビタミンC

メロンにはビタミンCも多く含まれています。ビタミンCには風邪などを予防する抗酸化作用や、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。

〇ククミシン

メロンにはククミシンというたんぱく質分解酵素があり、肉や魚、大豆、卵などのタンパク質の消化を助けてくれる働きがあります。

メロンを食べて喉が少しイガイガするなどの症状はククミシンの影響があるため、愛犬が食べにくそうにしていたら、無理に与える必要はないでしょう。

愛犬にメロンを与える際の意外な注意点

【メロンを与える際の注意点】
・アレルギーに注意
・熟れ過ぎのメロンは与えない
・未完熟のメロンは与えない
・皮や種は与えない
・腎臓・心臓の弱い犬は注意が必要

初めて食べるワンちゃんや、免疫力が低い子犬、シニア犬はメロンのアレルギーが出る可能性があるため、ごく少量から与えてみて、しばらく様子を見ましょう。

意外かもしれませんが、熟れ過ぎや未完熟のメロンには注意が必要です。

熟しすぎたメロンには、たんぱく質分解酵素のククミシンという苦み成分が多く含まれているため、口の中でビリビリとした苦味を感じやすくなり、メロンのアレルギーを誘発する可能性もあります。

少し熟れたくらいが甘くて美味しいのですが、愛犬には与えないようにしましょう。

反対に、農家から出荷されたばかりの未完熟のメロンにはククルビタシンという苦味成分が多く含まれていて、美味しくありません。

ククルビタシンを減らすには、常温で追熟させる必要があります。苦くて固い未完熟のメロンも愛犬にはおすすめできません。

また、メロンの皮や種は消化に悪いので取り除いてから与えましょう。愛犬に盗食されないように注意も必要です。

さらに、腎臓や心臓の機能が落ちているワンちゃんには、メロンのカリウム成分が健康に悪影響を及ぼす場合があるため、獣医師に相談してから与えましょう。

愛犬に与えても良いメロンの量の目安

犬に与えても良いメロンの量の目安はどのくらいでしょう?

メロンの可食部は100gあたり42kcalです。

1玉分(中玉)の皮や種を除いた可食部が約500gとすると、1玉あたり210kcalあります。

メロン1玉食べても210kcalとは意外と低カロリーで驚きですよね。

そして、犬のおやつは一日の必要カロリーの10%以内が好ましいとされています。

これらを計算すると、犬の個体差、運動量によりその量には幅がありますが、メロンで言うと以下の量が目安となります。

【愛犬に与えるメロンの量(目安)】
超小型犬 
体重4kg未満 → 1/8個ほど

小型犬 
体重10kg未満 →1/4個ほど

中型犬 
体重25kg未満 →1/2個ほど

大型犬 
体重25kg以上 →3/4個ほど

※上の数字はあくまでも一日の必要カロリーから計算した目安量です。

愛犬に与える際は、いくら低カロリーのメロンであっても、おやつ程度、またご褒美程度に留めないと、下痢や肥満になる恐れがあります。毎日与えることはやめましょう。

愛犬におすすめのメロンの与え方

愛犬にメロンを与える際は細かくカットしてフードにトッピングが一番簡単でおすすめです。

また、メロンとヨーグルトを一緒にミキサーをかけスムージーにして与えるのも食べやすくておすすめです。

夏場は少しの氷を一緒にミキサーにかければ、食欲のないワンちゃんも飲みやすく、夏バテ防止のひんやりスムージーになります。

使用するヨーグルトは砂糖や添加物の入っていないものを選びましょう。

犬にメロンは必要なのか?

犬にメロンは必要なのか?と聞かれると犬はもともと体内でビタミン類を生成できるため必要はないでしょう。

あえてメロンを栄養補給にと積極的に取り入れる必要はありません。

しかし、老犬や虚弱な体質で体内のビタミン生成がうまくいっていないワンちゃんなどは、アレルギーに気をつければ、メロンを食事に取り入れるのは有効だと思います。

また、健康な成犬ならドッグフードだけ与えていれば良いというのはナンセンスかもしれません。

野生時代は肉食だった犬は人間と共に暮らす歴史のなか、雑食に変わってきています。

愛犬に、たまのご褒美としてメロンなどの食べられる食材を与えることで、食への喜びや生きる楽しみとなり、愛犬の人生をより豊かにするのではないでしょうか。

まとめ

メロンにはたくさんの栄養があり、犬にとって有害な成分は含まれていないため、少量であれば食べても大丈夫なことがわかりました。

しかし、低カロリーとはいえ糖分がとても多く含まれているので、与え過ぎには注意が必要です。

メロンは適量を守れば愛犬の健康に役に立つフルーツですので、ぜひ、夏のおやつに取り入れてみてはいかがでしょうか?

<参考URL>

旬の食材百科メロンの栄養価とその効能
>https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Melon3.htm
 

カロリーSlim メロン(温室メロン)
>https://calorie.slism.jp/107134/

環境省飼い主のためのペットフード・ガイドライン
>https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide/pdf/full.pdf

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石田 凛理子

石田 凛理子

神奈川県在住のフリーライター
フラワーアレンジメント講師
2人の息子の母
実家でパグの出産、育児を経験し、
現在はトイプードルの男の子と暮らしています。
みなさまの愛犬にお役に立てる情報を発信していきたいです。
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