元気なキミと居たいから。愛犬を守るペットフード安全法を知ろう

ずっと健康で居て欲しい、大事なわんちゃんの食事。飼い主なら安全性が気になりますよね。実は、法律で取り決めがされているのを知っていますか？ 2009年に施行された「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」、いわゆるペットフード安全法について見ていきましょう。

海外の健康被害をきっかけに出来た法律

2007年アメリカにて、メラミン混入のペットフードにより犬猫に大規模な健康被害が発生しました。この問題をきっかけに、日本でもペットフードの安全性に対する関心が高まり、2009年にペットフード安全法が施行されました。

製造・販売・輸入すべてが対象

ペットフード安全法では、国内の製造にとどまらず、輸入することも規制の対象となります。ペットの健康に悪影響のあるペットフードは、国内に流通しないようにするという法律です。業者も届出制となり、勝手に製造や販売をすることは禁じられています。

内容によっては報道発表も

もしペットフードの安全性に大きな問題が認められ、すぐ回収しなければならない場合や、明らかな故意による違反を繰り返している場合には、報道発表の対象となります。罰金だけはなくこのような報道がされることで、メーカーとしても営業に支障が出ます。そのため、法律ができる以前に比べてメーカー側の意識も高くなっています。ペットフード安全法によってメーカーの意識が高まることは、飼い主にとって喜ばしいですね。わんちゃんは大事な人生のパートナー。元気で健康な体を作るには、食事の安全は大切なことです。法の規制だけで安心するのではなく、実際にペットフードを選ぶ際は飼い主も責任をもって調べ、考えていきたいものですね。