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犬の認知症は6歳が分岐点?最新研究で判明した認知機能維持の方法をご紹介!

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獣医学の進歩によって、犬も長寿になった昨今。

一緒に居られる時間が多くなるのは喜ばしい反面、身体面での衰えを感じると、それと同時に気になるのは認知機能の衰えではないでしょうか?

犬種の中には認知症になりやすい犬種もいるため、少しでも健康維持に努めたいものですね。

そこで今回は、最新研究で判明した犬の認知機能維持の方法についてご紹介します。

犬の年齢も長寿時代になりつつある今こそ、最新の情報をアップデートして、素敵な愛犬ライフを維持しましょう!

そもそも犬の認知症とは?

人の認知症が脳の老化によって記憶力や学習能力、認識能力の低下が引き起こされるのと同じように、犬の認知症も老化によって引き起こされます。

犬の認知症は、獣医学的には「犬認知機能不全症候群(Canine Cognitive Dysfunction Syndrome)」と呼ばれ、頭文字を取ってCDSと略されることが多いです。

この病気の判断が難しいところは、発症してもその症状は徐々に表れるため、飼い主さん自身がその異変に気付かずに見過ごされやすい点です。

特に犬の場合、人のように口が利けるわけではないため、なおさら気付きづらいことでしょう。

それこそ、人も高齢になるにつれてその発症率が高くなるように、犬も高齢になればなるほど発症率は高まるため、愛犬に以下のような行動や異変が一つでも見られた際には、違和感であっても認知症を疑い、すぐに動物病院を受診しましょう。

▼【犬の認知症でよく見られる症状】

・昼夜逆転
・夜泣きをしだす
・ぐるぐると同じ場所を旋回
・粗相をするようになる
・お座りやお手が出来なくなる
・名前を呼んでも反応しない
・壁などにぶつかったり、よろけたりする

ただ、犬の認知症も適切な対処と治療によって完治は出来ずとも進行を遅らせることができる疾患です。

発症した場合にはそうした治療に専念することが最も重要となりますが、動物病院にかかった結果まだその所見が見られない、もしくは時期尚早だったといった場合には、次章でご紹介する最新研究情報は、認知症発症抑制の一助となるかもしれません。

認知症発症抑制に関する最新研究結果とは?

これまで認知症というと人であれ犬であれ、発症した後の進行を遅らせるための認知症ケアが中心でした。

そのため、発症する前段階からの生活習慣を具体的にどうすれば良いか、という点に焦点を充てたこの研究は、認知症を防ぐための新たな指針となるかもしれません。

この研究結果を公表した山口大学共同獣医学部の牛根奈々助教授ら研究グループによると、犬の認知症発症リスクを抑える最大のポイントは「6歳までの肥満防止」が最も重要だとしました。

研究グループによれば、6歳の時点で肥満傾向の強かった犬は、適正体重の犬に比べて将来の認知症発症リスクが4.4倍増えることが分かったと言います。

以前から犬の認知症は、犬が10歳を超えるあたりには、1年ごとに犬認知機能不全症候群(CDS)の発症する相対リスクが50%以上増加し、活発でない犬は活発である犬の約6.5倍発症リスクが高いことが危惧されていました。

しかし、それ以前の犬が6歳の時点で肥満傾向が強いことが結果的に適正体重の犬よりも4.4倍認知症発症リスクが増えるとあっては、6歳だからと油断してはいけないことが分かります。

と言っても、「愛犬の適正体重が大体どれくらいかわからない」という飼い主さんは多いと思いますが、大体1歳頃の体重が分かるのであれば、その時はその体重がおおよその適正体重と言われています。

一方で1歳を超えてから迎えた、もしくはもうすでに肥満傾向にあるといった場合には、以下の記事では減量方法や肥満に関する内容を掲載しています。

▼【合わせて読みたい!こちらの記事もオススメです】

犬の体重1kgは人の体重10kg相当⁉肥満になる原因やリスク、減量させる方法について
>https://www.inutome.jp/c/column_7-155-44199.html

また、適正体重だけ知りたい場合は「犬 適正体重 計算」といった検索方法で検索していただくと、簡単に愛犬の適正体重を調べることが可能なので、参考になさってみてください。

この最新研究では、6歳を分岐点とした肥満対策のほかにも認知症発症抑制を促す生活習慣を明かしています。次章では、その具体的な方法をご紹介します。

認知症発症抑制法①:6歳以降は食餌回数を増やす

6歳以降を迎えた愛犬の場合、認知症発症抑制を促す方法の一つ目に、食餌回数を増やすことがリスク低下に繋がることが分かりました。

愛犬の食餌回数に関しては、多くの飼い主さんが1日に朝・晩の2回を目安に愛犬の食餌を用意されていると思いますが、それを6歳以降は朝・昼・晩や朝・夕・晩といった、人と同じような回数にすると、認知症発症リスクが減るようです。

ではなぜ、多くすることで認知症発症リスクが低減する報告がされたのでしょうか…?この理由には、大きく2つの理由が考えられます。

1つ目は食餌の回数を増やすことで血糖値の安定を図れること。もう1つは、脳へのワクワク感を増やすことで、脳全体の活性化を図れること。

1つ目の血糖値の安定は、人でも空腹時の時間を長くするより短くした方が脳への負担が少なく済むように、犬でもそれは同様の効果をもたらすと見られています。

また、2つ目の脳へのワクワク感を増やす作用は、犬にとって最も楽しみな食餌回数が増えることで、それだけ幸せホルモンが分泌・脳の活性化が見込めるため、結果的に認知症の発症抑制効果をもたらすと見られています。

ただし、この方法で気を付けるべきこととして、食餌量は今まで通りを維持して、決して肥満にはさせないことが重要です。

認知症発症抑制法②:6歳以降は散歩の距離を延ばす

研究グループによれば、6歳以降の愛犬はそれまでの散歩距離を延ばすことも、認知症発症抑制に繋がるとしています。

ではなぜ、6歳以降の愛犬の散歩距離を、それまでの散歩距離よりも延ばした方が、認知症発症抑制に繋がるのでしょうか?その理由は、その行動で得られる有酸素運動そのものが関係しているようです。

もともとお散歩という行動は、それだけで有酸素運動効果が見込めますよね。

そこには、体重減少効果や筋力維持効果、血流促進効果などもあります。ただ、その中でも最も効果が得られるのが、外の新鮮な酸素や栄養です。

このような栄養は、脳の隅々まで行き渡らせることで、脳が活性化し、認知症発症抑制に繋がると見られています。

他にもある!犬の認知症発症抑制に繋がる研究データ

散歩による認知症発症抑制方法には、トロント大学で示された研究データに「頭を使う脳トレ」運動の組み合わせが、効果倍増に繋がるとするデータが存在します。

その研究によると高齢のワンコたちを調査した結果、ただ運動するだけの散歩よりも、例えば散歩コースを変えたり愛犬自身に行く道を決めさせたりする散歩だと、より脳の健康を維持できたというのです。

このような方法は、運動と脳トレを同時に行えるため、距離を延ばすだけよりも、さらに相乗効果を見込めます。

ただし、だからといって足腰が弱いワンコや持病を持ち合わせているワンコ、シニア犬には無理のない範囲で歩かせることを意識することが大切です。

犬の場合、たとえ6歳であっても、その犬の体格によっては人間換算で見る年齢には違いがあります。

現在では小型犬と中型犬の6歳は、大体人間換算で40歳、大型犬の6歳では大体人間換算は47歳とされているため、問題ないように見えても、その足取りにはしっかりと意識を配るように心がけましょう。

また、場合によってはカートに乗せて風景や空気を目一杯感じさせる、距離は変えずにクン活時間を延ばす、家では知育トイで脳トレをする、食餌に関しては抗酸化物質のある食材をトッピングしてエイジングケアを意識するなどの方法で、脳への活性化を促すのも効果的としています。

まとめ

犬の認知症予防方法は、これまでも多くの研究がされてきました。

それこそ、抗酸化物質のある食材の取入れや知育トイによる脳トレについては、以前から効果が期待されていました。しかし、それに加えて今回の犬の6歳という年齢が、一つの分岐点となる最新情報は、飼い主さんの誰もが意識しておきたい情報の一つではないでしょうか?

認知症は、年齢が延びれば延びただけ、リスク増が危惧される疾患の一つです。

今はまだ6歳を迎えていない子も、もうすでに6歳を迎えている子も、ぜひ今回の認知症研究の最新結果を参考に、予防対策の実践を試してみてくださいね。

<参考サイト>

日常的な飼育管理が犬の認知機能不全症候群の発症予防と進行抑制に与える影響を考察|山口大学
>https://www.yamaguchi-u.ac.jp/weekly/48164/index.html

獣医学:歳を重ねるごとに高まるイヌの認知症リスク
>https://www.natureasia.com/ja-jp/clinical/research/14193

The Dogs Most Likely to Show Mental Decline with Age A study of over 15,000 dogs pinpoints which factors—besides age—contribute to a dog’s loss of mental ability|加齢に伴い認知機能が低下しやすい犬種|15,000頭以上の犬を対象とした研究により、年齢以外に犬の認知能力低下に寄与する要因が明らかになった。|moderndog
>https://moderndogmagazine.com/articles/the-dogs-most-likely-to-show-mental-decline-with-age/

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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