愛犬とのお出かけに欠かせないのが「首輪・ハーネス・リード」ですね。
一口に首輪やハーネスと言っても様々な形や素材があり「愛犬に合うのはどれ?」「どうやって選べばいいの?」と選ぶのに迷ってしまうという飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は「愛犬に合う首輪・ハーネスの選び方」や「愛犬に合うリードの選び方」をご紹介します。
飼い主さんが悩みがちな「首輪とハーネスはどっちがいいの?」という疑問も合わせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
「首輪とハーネス」どちらの方がいいの?

「コントロールをしやすいから首輪」「うちの子は引っ張るからハーネス」など飼い主さんによって、それぞれこだわりがあると思いますが、犬にとって首輪とハーネスはどちらがよいのでしょうか。
どちらもそれぞれメリット、デメリットがあるので、愛犬の状態や飼い主さんの希望に合わせて選びましょう。
▼首輪のメリット・デメリット
首輪のメリット
・指示が犬に伝わりやすい
・脱走時に見つける手がかりになりやすい
・着脱が簡単
・デザインや種類が豊富
首輪のデメリット
・首に強い刺激がかかるので頚椎や器官に負担がある
・付けっぱなしにすると首まわりの脱毛や皮膚炎を起こす可能性
・首より頭が小さい犬種、首が太い犬種などは首輪が抜けやすい
▼首輪が向いている犬は?
ハーネスに比べて首輪の方がリードを引いたとき刺激が伝わりやすいので、しつけを始めたばかりの子犬やトレーニング中の犬は首輪の方が向いているでしょう。
逆に首に刺激がダイレクトに伝わるので、気管虚脱や心臓病、頚椎ヘルニアがある犬や過度に引っ張り癖がある犬は首輪の使用を避けた方が良いでしょう。
▼ハーネスのメリット・デメリット
ハーネスのメリット
・気管や頚椎に負担をかけにくい
・首輪に比べて抜けにくい
ハーネスのデメリット
・引っ張り癖のしつけには向かない
・着脱が手間
・胴が長い犬種や後ずさり癖のある犬は抜けやすい
・サイズ選びを間違えると脇に脱毛や皮膚炎を起こす可能性
ハーネスが向いているのはこんな犬
心臓や呼吸器系、頚椎の病気を患っている犬は負担軽減のために、ハーネスの方が向いているでしょう。
また、首の負担を減らしたいシニアなどもおすすめです。
気管虚脱(気管が潰れる病気)は起きやすい犬種(トイプードルやポメラニアンなど)がいます。
気管の病気にかかりやすい犬種は、予防のために首輪よりハーネスの方を着用した方が安心ですね。
愛犬にあった首輪・ハーネスの選び方

では、愛犬に合う首輪やハーネスはどうやって選べばよいのでしょうか。
選び方のポイントをそれぞれ紹介します。
▼愛犬にあった「首輪」の選びのポイント
愛犬にあった「首輪」の選びのポイント4つ
・「サイズ」が合っているか
・「幅」が合っているか
・「素材」が合っているか
・「成長」にあっているか
・「サイズ」が合っているか
首輪を装着した時に指が2本程度入り、引っ張っても抜けない大きさが理想です。
ネットなどで購入すると、愛犬と同犬種が装着していると「同じ大きさで大丈夫」と思ってしまいがちですが、同犬種でも個体差があるので必ず首のサイズを測って購入しましょう。
・「幅」が合っているか
▼首輪の幅の目安
・超小型犬 : 10〜12mm程度
・小型犬: 10〜15mm程度
・中型犬: 15〜20mm程度
・大型犬: 20〜30mm程度
体格に合わせて首輪の幅を選びましょう。
体格よりも細い首輪を着用すると、首に食い込みやすくなります。
また、首が細い犬種は細い首輪を着用すると、首に負担がかかります。
幅が太くクッション性の高い首輪を着用してあげましょう。
・「素材」が合っているか
首輪を選ぶときは素材にも注意しましょう。
金属やレザーの首輪は丈夫で重厚感があるという面もありますが、硬い素材は皮膚を傷める可能性もありますし、重さがある首輪は着用中に犬がストレスを感じやすいです。
また、リボンやレースといった装飾が多い首輪は、装飾が外れて誤飲する危険もあります。
ナイロン製や布製の首輪は軽量で耐久性があり、水洗いもできるのでおすすめの素材です。
見た目だけではなく、清潔感や犬に負担がないかも含めて選ぶようにしましょう。
・「成長」にあっているか
愛犬の成長に首輪が合っているかも確認しましょう。
子犬は成長が早いので、現在の体格に合わせた首輪を選ぶと成長とともに、首輪がきつくなってきます。
こまめにサイズをチェックして、サイズ調整ができるようにしておきましょう。
▼愛犬にあった「ハーネス」の選び方
愛犬にあった「ハーネス」の選びのポイント3つ
・「体格」に合っているか
・「成長」に合っているか
・「装着」がしやすいか
・「体格」に合っているか
▼ハーネスの種類
・H型(前足を通す大きな2つの輪にベルトが付いている)
・ベスト型(洋服のように犬の胴体を包み込む形状)
・8の字型(首と胴体に輪を通して8の字状に固定する)
・イージーウォークハーネス(リードをつなぐ位置が胸の前側にある)
H型や8の字型のハーネスは比較的抜けにくいと言われていますが、足が短い犬種はハーネスが抜けやすい体型をしています。
試着ができるようなら、愛犬の体にフィットしているか確認しましょう。
またベスト型は生地の面積が広く、引っ張った時に犬にかかる圧が少ないため、体の負担を減らしたい犬におすすめです。
体格にハーネスが合っていないと、擦れて皮膚炎を起こしたり、抜けて脱走してしまう可能性があるので、どの形状のハーネスが愛犬の体格に合っているか試着して確認しましょう。
・「成長」に合っているか
首輪と同様にハーネスも子犬から成犬に成長する過程で買い直しが必要になります。
こまめに体のサイズを測って、ハーネスのサイズが成長に合っているかを確認しましょう。
・「装着」がしやすいか
ハーネスは毎日使用するものなので、愛犬と飼い主さんが装着しやすいかも大切です。
H型はよくあるハーネスの形ですが、輪に前足を通す必要があるため、足を触られるのを嫌がる犬は装着に負担がかかってしまいます。
構造が複雑なハーネスは着用に時間がかかり、飼い主さんの手間が増えてしまうので、ハーネスを選ぶときは、着脱のしやすさも考えて決めましょう。
「意外と大事!」愛犬にあったリードの選び方

愛犬にあう首輪とハーネスの選び方をご紹介しました。
では、リードはどのように選べばいいのでしょうか。
犬に直接触れないので、どんなものでもよいと思ってしまいがちですが、選び方を間違えると飼い主さんの手を痛めたり、事故を起こしてしまう可能性があるので要注意です。
リード選びのポイントをまとめました。
愛犬にあったリードの選び方のポイント
・「長さ」が合っているか
・「太さ」が合っているか
・「素材」が合っているか
・「長さ」が合っているか
リードが長いと犬の行動範囲は広がりますが、その分犬をコントロールしにくくなります。
急に車や他の犬が現れた時に即座に対応できない可能性があるので、普段の散歩には1m程の長さのノーマルリードがよいでしょう。
伸縮タイプのリードは広場などで運動させるのは良いのですが、コントロールがしにくいため住宅街での使用は不向きです。
・「太さ」が合っているか
「細い方がかわいい」など見た目でリードを選ぶと、引っ張る力に負けてリードが切れてしまう可能性があります。
小型犬は1cm程度、中~大型犬には2~3cm程度の太さのリードを選びましょう。
また金具の重さも重要で、大きいものほど重く、犬の首に負担がかかりやすくなります。
犬の体格に適した金具かどうかも合わせてチェックしましょう。
・「素材」が合っているか
金属製リードは丈夫ですが、伸縮性が無いので急に引っ張られると飼い主さんが手を傷める可能性があります。
また、革製のリードも丈夫で高級感がありますが、水に弱く経年劣化で破損の可能性があります。
耐久性が高く洗える素材のナイロンや布製のリードがおすすめです。

リード、ハーネス、首輪は犬との日常生活に欠かせないものですが、選び方を間違えると愛犬の負担になったり、思わぬ事故を起こしてしまうかもしれません。
毎日使うものだからこそ、愛犬に合ったベストな物を選んであげたいですね。
<参考書籍>
・ドッグ・トレーナーに必要な「犬に信頼される」テクニック/著者: ヴィベケ・S・リーセ , 著者・写真: 藤田 りか子
<参考URL>
HBM製小型ロードセルを活用したハートプリー大学の研究が、散歩時のストレスから犬を解放する
>https://www.hbm.com/jp/7924/tests-of-forces-acting-on-collars-and-harnesses-for-dogs/
<画像元>
canva
・(元)認定動物看護師
・一般社団法人日本小動物獣医師会 動物診療助手
やんちゃなミックス犬とおっとりトイプードルと暮らす。
大学在学中に「病気になる前の予防が一番大事」と気づき、
ペットフードやペットサプリメントの会社に就職。
「食」に関するさまざまな知識を身につける。
愛犬を亡くしたときに
「もっと色んな情報を知っておけば」と感じた後悔を
「他の飼い主さんにはさせたくない」との思いから、
ライター活動を開始。
「勉強になった・信頼・わかりやすい」を目標に情報を発信しています。
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