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犬の鼻は濡れていれば健康って本当?その理由や乾燥したら病気と言われる原因を解説!

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犬を迎えた人なら、一度は『犬の鼻が濡れているのは健康の証!』という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

また、逆に『犬の鼻が乾燥していたら病気が原因』という言葉を聞いたことがある人も少なくないと思います。では、なぜこのようなことが言われるのでしょう?

この記事では、犬の鼻が濡れている理由や乾燥すると病気だと言われる原因などを解説します。

犬の鼻はなぜ濡れる?

初めに、犬の鼻はなぜ多くの場合、濡れているのでしょう?

まずは一つずつ確認していきましょう。

匂いの強さをより感じ取るため

犬の鼻が濡れている一つ目の理由は、匂いの強さをより感じ取るためです。

犬は、自分の鼻が濡れている時ほど、より強く、より効率的に匂いの違い(好きな匂い、嫌いな匂い、フェロモンなど)や匂いの方向性の違いなどをキャッチできます。

また、鼻が濡れていることによって、これらの匂いの選別を事前に行っているとも言われているため、犬の鼻が濡れているのは、こうしたことにも役立っています。

体温調節を行なうため

犬の体温調節と聞くと、多くの人は肉球をイメージするかもしれません。

しかし犬の汗腺は、肉球以外にも鼻の頭にエクリン腺という体温調節を司る汗腺が備わっていて、役立てていることが分かっています。

犬たちの鼻は、こうして湿らせて熱を蒸発させることで、体の冷却をも促しています。

犬の鼻が濡れる仕組みは2通り

では、続いては犬の鼻が濡れる主な仕組みを確認していきましょう。

一般的に犬の嗅覚が優れているのは、人と違って視覚や色の識別能力がそこまで発達していないからだと言われています。

そのため、犬同士が挨拶をする時は、最初に鼻先から匂いを嗅ぎ合い、頬、目、耳、首、そして陰部と順番に相手の情報集めを行ないます。

実際に犬たちがどのようなにおい成分を交わしているかは分かってはいませんが、これで相手の性別がオスかメスか、年齢はいくつなのか、社会的な優劣や食べたもの、病気の有無などが犬は分かると言われています。

こうした情報も犬の鼻が濡れているからこそ、的確に、効率よく情報を収集できると言われているのですが、なぜでしょう?

その仕組みの一つ目は、私たち人でも涙腺と鼻が鼻涙管という管で繋がっているように、犬も涙腺と鼻は鼻涙管で繋がっているため、微量の涙で鼻の表面を常に湿らせることが出来ます。

二つ目は、犬自身が鼻を舐めることによって鼻を湿らせる方法です。

犬は基本的にこの二通りの方法で、自分の鼻を常に湿らせて、生活環境の情報キャッチを行なっていたりしますが、この他にも自分の気持ちを落ち着かせるカーミングシグナルなどの意味合いも持ち合わせていたりします。

犬の鼻が乾燥したら必ず病気なの?

かつては、犬の鼻が乾燥していることは、【健康バロメーターの一つ】だとされることが良くありました。

それこそ『犬の鼻は濡れていれば健康、乾いていると病気の可能性あり』ということが囁かれていたこともありましたが、今は必ずしもそうとは言い切れません。

犬は、通常眠っている間は鼻を湿らせる涙の分泌が抑制されるため、寝起きの際は大抵乾いています。

しかし愛犬が目を覚ました後は、上記でも述べたような微量の涙からの分泌や自ら舐めて湿らすことによる行動で、おのずと鼻の湿り気は発生します。また、何かに集中している時や犬にとって快適な環境温度の場合も、鼻は乾くことがあります。

これらはいずれも自然なことであって、異常なことではないため、心配する必要はないでしょう。

『犬の鼻が乾燥していると病気』だとされる大きな原因には、こうした昔の犬に対する認識が、今でも根強く残っていることにあります。

ただし、このような認識も、全く信用に値しないかと問われれば、そうではありません。

犬の鼻が乾燥していた時に飼い主さんが注意すべきなのは、このような乾燥した状態が持続的に起こっている場合です。

犬の鼻が寝ても覚めても持続的に乾燥している場合、その時は何かしらの病気が隠されている可能性があります。

犬の鼻が持続的に乾燥した時に考えられる病気

では、もしも犬の鼻が持続的に乾燥していたとしたら、考えられる病気は、主に何があるのでしょうか?

以下で一つずつ確認していきましょう。

発熱や脱水症

感染症などの影響で発熱していたり、熱中症が原因で脱水したりした場合、鼻が乾くことがあります。

そこに下痢や嘔吐などが伴った時には、皮膚の弾力の低下なども見られます。

皮膚疾患(角化症など)

愛犬が角化症などの皮膚疾患を患ってしまった場合、鼻の皮膚にはかさつきやひび割れ、肥厚などが見られます。

これらは、老化やアレルギーが関係して起こることがあり、持続的な鼻の乾燥が起こります。

鼻涙管閉塞

鼻涙管閉塞とは、目から鼻へ排出される涙が正常に流れず、常に目元から溢れてしまう症状のことを言います。

その結果、これらが続いて起こってしまった症状のことを一般的に【涙やけ】と言います。涙やけは見た目だけではなく、常に目の周りの被毛が湿った状態が続くため、皮膚トラブルの悪化に繋がったり、悪臭に繋がったりします。

また、このような症状は、必ずしも両側に表れるという訳ではなく、片側に表れることもあります。

鼻涙管閉塞は、涙が増えると目やにも多くなる傾向にあり、細菌等の二次感染にも注意が必要です。

鼻の乾燥が見られた時に注意すべきポイント

犬の鼻の乾燥が見られた時に注意すべきポイントには、以下のようなことが挙げられます。

▼【犬の鼻が乾燥している時の注意点】

・一時的なのか持続しているのか
・元気はあるか
・環境湿度などは適当か

犬の鼻に乾燥が見られたら、まずはそれが一時的なものなのか、数日間持続しているのかを確認しましょう。

また、元気の有無の違いにも着目し、特に食欲不振や元気の消失などが見られた場合は、病気の可能性も考慮し、動物病院での診察を検討してください。

さらに、環境湿度などが極端に乾燥している場合は、それが原因して乾燥していることもあります。

室内があまりにも乾燥している場合には、愛犬に塗っても問題ない保湿クリームやワセリンなどを活用して、鼻の保湿を心掛けてあげましょう。

上記でも述べましたが、通常犬の鼻は涙の分泌や自ら舐めることによって濡れている状態を維持します。しかし、それにもかかわらず気付いた時には既に乾いていたりする場合は、別の何かが原因している可能性が高いです。

寝ている間や何かに集中している時、また、快適な環境、老化などが関係していない鼻の乾燥の場合には、こうした点に注意しながら慎重に判断しましょう。

逆に鼻が過度に濡れている場合は問題ない?

では、逆に鼻が過度に濡れている場合、それはどう判断すれば良いのでしょうか?

犬の鼻が過度に濡れている場合、そこには通常の湿り具合とは違った状態が見られるはずです。

例えば、冬の寒い時期の刺激で鼻水が出ている、またはちょっと垂れていた、という状態であるなら、さほど心配する必要はありません。

しかしこれが、その量が多い気がしたり、粘度の高い鼻水が出ていたり、はたまたその鼻水の色が黄緑色や緑色っぽい色をしていたりした時には、呼吸器に対する何かのウイルスが関連している可能性があるため、動物病院の受診をオススメします。

鼻が濡れているからと言っても、犬の健康状態を明確に測る時には、鼻の状態だけでは不十分です。

犬にとって鼻が濡れている状態というのは、確かに健康かどうかを図る一つの目安にはなります。

しかし、バロメーターとして機能する程のものかどうかを判断する場合には、犬の鼻の湿り気だけではなく、元気や食欲の有無、下痢や嘔吐の有無、咳やくしゃみの有無など、総合的に判断するよう心掛けましょう。

まとめ

いかがでしたか?犬の鼻の湿り気具合は、その状態によっては濡れていても乾いていても注意が必要なことがあります。

また、年齢の違いや犬種の違いによっても乾燥しやすい、乾燥しづらいというのは関係してくるため、『犬の鼻が濡れていれば健康』というのは、一概には言えません。ただ、鼻の湿り気具合を健康の一つの目安とするのは、今も昔も理に適っていることではあるため、定期的な確認やケアで、愛犬の健康維持にお役立てくださいね。

<参考書籍>

観察する目が変わる 動物学入門|浅場明莉・菊水健史(著)

楽しい解剖学 ぼくとチョビの体のちがい 第2版|佐々木文彦(著)

<画像元>

Canva

筆者提供

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yukako

yukako

幼少期の頃より柴犬やシェットランド・シープドッグと生活を共にし、現在は3代目となる柴犬と暮らしております。
また、生前疾患の多かったシェットランド・シープドッグをキッカケに取得した愛玩動物飼養管理士などの様々な資格の知識を生かし、皆様に役立つような記事を提供、執筆出来ればと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
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