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「赤い糸」に導かれた、愛犬との衝撃の出逢い!

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皆さん、こんにちは。

今回は、愛犬とワタシたち飼い主の「縁」をテーマに書かせていただきます。

どこの家族(人とワンちゃん)にも、それぞれの出逢いの物語があることでしょう。

我が家の愛犬は、今年(2019年2月)12歳になったポメラニアンのミクモ(クリーム・女の子)。

正確には、漢字で「美雲」と書きます。

12年前。

初めて出逢ったとき、金色に輝くようなクリーム色の被毛から、「孫悟空」の觔斗雲が想い浮かんだこと。

夕陽に照らされて光り輝くあの美しい雲の色。

そして、その前年に急逝した義父(主人の父)の戒名にも「雲」の一字があったこと、それが命名の理由でした。

「飼いたい」派 VS 「飼わない」派のせめぎ合い

それまで、夫婦そろって犬好きではあるものの、二人とも実際に飼った経験はなく、飼いたいという思いにも温度差がありました。

ワタシ自身は「飼いたい」派で、ちょくちょく主人にジャブを打っていました(笑)。

対して主人は、ワタシよりも慎重派で現実派。

子どもの頃は親におねだりもしていたそうですが、大人になるにつれ、彼の中で育てる大変さや一生責任を持つことの重さの方が勝っていき、どちらかといえば「飼わない」派に成長(笑)。

そしてもう一つ。これは避けて通れないことですし、そうでなければならないのですが、ワタシたち夫婦の年齢からしてワンちゃんの方が先に逝ってしまう、という現実があります。

そのときが来て、自分たちが受けるダメージも気がかりだったようです。

でも結婚して4年が経ち、まだ子どももいなかったことで、「ピンとくる子に出逢ったら迎える」決断をしてくれたのでした。

当初のお目当はコーギーちゃん

ちなみにワタシたち夫婦、当初はずっとコーギーを飼いたいと思っていました。

なので近隣のペットショップ巡りでも、お目当はコーギーちゃん一択でした。

そうしてしばらく月日が過ぎた頃。

たまたま流し見していた夕方のローカル情報番組でかわいいコーギーの子犬が紹介されており、その子が翌日、あるペットショップに移ることを知ったのです。

翌日はちょうど土曜日だったので、さっそく夫婦で出かけることに。

そのペットショップがテナントとして入っている某ホームセンターの存在をそれまで知らなかったし、知っていたとしてもわざわざ行かない距離と場所にありました。

これが運命の出逢い!?ポメラニアンはとつぜんに♪

ホームセンターに着き、広い店内を探し歩き、通路の突き当たりに目的のショップが見えてきました。

そのときです!

歩を進める二人の視線のまっすぐ先に、ワタシたちに向けて同じように、ショーケースのガラス越しにまっすぐ視線を送ってくる子犬を見つけたのは。

ずっと目が合ったまま、ワタシたちは吸い寄せられるようにその子のもとへ。

ワタシの掌にも収まるくらいの、小さな小さなポメラニアン。

ガラス越しに撫でてあげようと指先を近づけたら、なんと!?

その子も前足のゴマ粒みたいにちっちゃな肉球をくっつけてくるではありませんか!!

それはまるで、あの映画「ET」の名シーンそのもの。

本当に、心臓を射抜かれたような衝撃の出逢いでした。

けっして盛った話ではないですヨ。

今になって思うのですが、これは運命の巡り合わせでした。

ワタシの聞き違いだったのか、予定が変更になったのか忘れましたが、そもそものお目当だったコーギーちゃんはいなくて、いちおう別のコーギーちゃんを抱かせてはもらったものの、元気すぎる暴れん坊ちゃんで初心者のワタシたちは気後れしてしまいました。

そして何より、二人ともさっきのポメちゃんが頭から離れません。

どうしても直接触れてみたくて、連れてきてもらったその子は、主人が店員さんと話し始めるやいなや、ワタシの膝の上でスヤスヤと寝入ってしまいました。

その、あまりに無防備で愛くるしい寝顔に、ワタシは瞬殺(笑)。

あとは主人の決断しだい。

聞けば前日お店に連れて来られたばかりで、そのままバックヤードで休ませ、つい先ほど店頭に出されたばかりとか。

そこへ運良く(悪く?笑)ワタシたちが現れたという流れ。

首に巻かれた赤いリボンは家族のしるし

それから2時間は話し込んだでしょうか。

ワタシはともかく、石橋を叩いて渡らないタイプの主人の葛藤は相当なものでした。

(↓↓ココからはワタシが回想&妄想する、そのときの主人の心の声)

「飼うならコーギーちゃん」という、もともとの信念は捨てるのか?

いちど帰って考えようにも、あらためて出直すにはなかなか面倒な距離。

それに翌日の日曜に出直すくらいなら、今決める方が。。

それより後だと、平日は無理だから早くても1週間後の土日?

でも今決断しないと、この子ならすぐに別の家族が決まるだろうなあ。。。

そうなったらコイツ(←ワタシのこと)、ガックシくるなあ。。

(↑↑妄想はココまで)

最後は、

「この子を誰にも渡したくない!」という夫婦共通のシンプルな一念が決め手でした。

もろもろの手続きや、これからのこと、初めてづくしならではの注意事項などを聞いている間、一時的にケースに戻された愛しい我が子。

背中を向けてスヤスヤ眠る首に巻かれた、家族が決まったことを表す赤いリボンが今でも忘れられません。

「美雲」の名前は「降りてきた」!

さて、当時、我が家の愛車は二人乗りのスポーツカー。

この日もそのクルマで来ていました。

なので大きな荷物は積めません。

ショップの人が急遽見繕ってくれた小さなダンボール箱に、寝たままのその子をそっと入れ、ワタシの膝に乗っけて帰りました。

その帰り道、ワタシの頭にはもう「美雲」という名前が。

それこそ“降りてきた”感じでした。

美しい雲のイメージが想い浮かんだこと、義父(主人の父)の戒名の一字のこと。

理由といっしょに提案すると、主人も二つ返事で賛成してくれました!

長い一日は終わらない

家に着いた頃には、すっかり夜。

ですがまだまだ長い一日は終わりません。

ミクモが眠るダンボール箱をリビングにそっと置き、さっそくバスで最寄りのショッピングモールまで必要なモノを買い出しに。

ゴハンに食器、ケージ、トイレにペットシーツetc.。

どれも選びながら迷いながらなので、時間もかかるしお腹も空くし。

家に置いてきたミクモも心配だし。

もうヘトヘトです(笑)。

大荷物になったので、帰りはタクシー。

家に着いてみると、ダンボール箱から起き出したミクモがリビングのドアのガラス越しに寂しそうにこちらを見つめていました。

目覚めてみたら、知らない場所で独りきり??

不安になるのも無理ありませんよネ。

急いでゴハンとお水を与えて、トイレをセット。

それから説明書を頼りにケージの組み立てに奮闘。

ベッドを買い忘れてしまったので、とりあえずワタシのお古のフリースを柔らかく折り畳んでベッド代わりに。

その上にそっとミクモを抱き降ろし、運命の一日はようやく幕を閉じたのでした。

翌日からはさっそく試行錯誤、悪戦苦闘、でも最高に楽しい「しつけ」の日々が始まるのですが、

そのお話はよろしければ過去の記事でご覧ください。

→「愛犬のしつけ 成功も失敗も笑い話~我が家のしつけ・悪戦苦闘の思い出~」

ちなみに、出逢った初日はほとんど寝てばかりで、「なんて大人しくてイイ子!」とワタシたちを感激させてくれたミクモ。

でも、それは単に長旅で疲れていただけだったらしく、一晩明けた翌日からは盛大に暴れて本性を発揮してくれました。

新米ホヤホヤのパパとママは、まんまと騙されたとさ(笑)。

ゆっくりゆっくり家族になった12年

あれから12年。

今では不動のアイドルとして、すっかり我が家と我が一族(両家)の中心に君臨するミクモ。

ワタシはもちろん、当初はあれほど二の足を踏んでいた主人も、ワタシそっちのけの溺愛ぶりです。

クルマも、ミクモを迎えた翌年にスポーツカーからミニバンに乗り換え。

子どもができた夫婦の王道パターン(笑)。

寝るときは、毎晩、主人とミクモが枕を並べて寝ています。

独身の頃はワタシよりもキレイに暮らしていた主人が、ミクモの抜け毛にまみれてフツーに寝ている姿が可笑しい。

細かいことを気にしなくなって、むしろ以前より丈夫になったのではないかしら(笑)。

たまに夫婦で話すのですが、結婚した翌年に移り住んだ今の家で、15年が経ちました。

ワタシも主人も引っ越しが多い家庭環境で育ったので、親元にいたときも独立してからも、1カ所に10年以上暮らしたことがありません。

なので気づけば、ワタシたちにとってこの15年が人生でいちばん長くなりました。

そのうちのなんと12年が、ミクモといっしょ。

今も子どもがいないワタシたち夫婦にとって、結婚生活そのものがミクモなしでは語れないのです。

本当に三人で成長し、思い出を重ね、家族になってきた歴史なのです。

偶然と呼ぶには劇的すぎて

ミクモと出逢ったあのホームセンターのペットショップには、懐かしさからこれまでに2回ほど行ってみようとしたのですが、1回は改装工事中、もう1回は(理由は不明)駐車場が大混雑で断念。

つまりショップに辿り着けたのは、出逢った日の1回きり。

まるで、あの日だけワタシたちを引き合わせる運命の扉が開いたように。

もう一つ、不思議なことがありました。ミクモと暮らし始めて間もない頃のこと。

ミクモの名前の一字は、亡くなった義父(主人の父)の戒名からと書きましたが、義母(主人の母)いわく、マンションの隣の部屋の奥さんが、「先日、ご主人(義父)がポメラニアンを抱いている夢を見た」そうなのです!

たまたま玄関先で鉢合わせした義母が、ご挨拶がてら「息子夫婦が犬を飼い始めた」と話しただけで、犬種(当時の義母はポメラニアンという名称も初耳)までは伝えていない段階でそう言われたというから驚きです。

義母自身の夢ならまだありえますが、言ってしまえば赤の他人のお隣さんが義父(もちろん生前、面識はあります)の夢を見る!?しかも、義父が特に犬好きだったワケでもなく、たとえ犬好きだったとしてもそれを知るハズもない他人様が。。

もしかすると、

ミクモは天国の義父がワタシたちの元へ授けてくれた子なのかもしれません。

あるいは義父自身の生まれ変わり、、なのでしょうか。

もしもあの日、あの時、ワタシがあの情報番組を見ていなかったら?

次の日が土曜日でなかったら?

ショップに着く時間がもう少し遅かったら?

お目当のコーギーちゃんがいたとしたら?

ミクモは別のお宅の子になっていたのでしょうか。

それとも、やはり「縁」あって我が家の子になっていたのでしょうか。

あらためて言わせて(書かせて)いただきますが、

けっして大げさに話を盛ったりしていません。

本当に本当に、不思議な縁を感じるのです。“赤い糸”を感じるのです。

“赤い糸”はきっとある

いかがでしたでしょうか。

これからワンちゃんを飼おうと思っていらっしゃる皆さんも、ぜひ“赤い糸”に気づけますように。

そのためにも、心のアンテナをいっぱいに張り巡らせて!

いつどこで、どんなカタチで、運命の命に出逢うかもしれませんから。

P.S.

余談ですが、“赤い糸”といえば、我が家の子になった日にミクモの首に巻かれた赤いリボン。

それはずっと、ミクモのおウチ(初日に買って組み立てたケージ)の表札をぶら下げるのに活躍していました。

今ではキッチン以外、すべての空間がミクモのおウチなので、数年前にケージは解体。

役目を終えたリボンと表札は、そのまま“赤い糸”の象徴として、ワタシたちを和ませるリビングの飾りになっています(笑)。

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コメント

  1. 良太ママ より:
    私達夫婦も運命のひとりっこポメラニアン13歳と暮らしています。 家族としての絆を感じるとともに運命を感じています。 ミクモちゃんとの出会い、運命ですよね。 わかります(^^)!